この位の季節からクワガタやカブトムシを家で飼う子どもも多いと思います。
我が家でもさっそくクワガタを買っていますよ。
その中でも見つけやすく捕まえやすいのが「カナブン」
クワガタやカブトムシと比べ人気は劣りますが
輝く緑が美しい昆虫です。
でも似たような緑の輝く昆虫で「コガネムシ」がいます。
カナブンはコガネムシ科ですが、コガネムシとは別の昆虫です。
種類がとても多いので大ざっぱな分け方にはなってしまうのですが
簡単な見分け方があります。
せっかく捕まえて観察しようとしても
餌が違っていては困りますね。
簡単な見分け方を知っておいて、飼ったり観察したりしてみましょう♪
コガネムシ
コガネムシは庭先でも見つかります。
園芸を楽しむ家庭菜園や園芸を楽しむ人の中では「害虫」に分類されます。
食欲旺盛で成虫は葉を食い荒らすといわれています。
特に幼虫は根を餌にするため、
鉢植えやプランター・畑に入って根を食い荒らし枯らしてしまう
ことがあります。
見分けるポイントは顔の丸さと背中の三角のマークです。
顔や全体のフォルムが丸く
背中の三角のマークが半円をしている場合はコガネムシです。
どこかで捕まえたとしても、うっかり園芸をしている庭先に逃がす・・・
なんて事をしない方がよいかもしれません。
飼って観察する場合は、葉モノをあげるとよく食べます。
キャベツの葉1枚まるごとたった一晩で食べきってしまい驚いた経験があります。
たとえ害虫と分類されていても、飼って観察するには楽しい虫です。
近年では「ドウガネブイブイ」「アオドウガネ」という臭い害虫が温暖化により
北上して全土に生息しています。
形は似ていますが、輝きがありません。お腹に毛がはえています。
ピカピカメタリックに輝いているのはコガネムシです。
カナブン
一見コガネムシとそっくりなカナブンはカブトムシやクワガタと同じく
クヌギやコナラなどの樹液を餌として
広葉樹の付近で見つけることができます。
しかしながら、我が家のベランダによく飛んできます。
色は茶色っぽく輝くものや、鮮やかのグリーンのアオカナブンもいます。
飼う場合は樹液や樹液ゼリーが餌となります。
見分け方は四角い顔!一目瞭然。ほんとうに四角なんです。
そして背中の三角がきれいな三角形(Y字型)をしています。
樹につかまるため脚もしっかりしていて、全体のフォルムも四角く
カッコいいイメージです。
ハナムグリ
ハナムグリは花の花粉や花蜜、果汁などを餌として
昼光性です。こちらも似ていますが益虫とされています。
4月~5月の春先から白い花弁の花畑などで見かけることができます。
秋まで成虫をみかけます。
白い斑点模様をもつ種類もいます。
お花のちかくで見つけたらハナムグリかもしれません。
ちなみに各地方言で
緑の虫類をまとめて「コガネムシ」「カナブン」
「ブイブイ」と呼ぶ人もいるようです。