半夏生ってご存知ですか?
半夏生ってどんな日?何を食べるかなどをご紹介します。
半夏生っていつ?どんな日?
半夏生は夏至から数えて11日目にあたる日の事です。
毎年7月1日もしくは2日ごろになります。
2018年は7月2日がこの「半夏生」に当たります。
昔の農家にとって水田稲作の目安でもありました。
梅雨入りを待って夏至から半夏生までの間に田植えを終わらせ、
その年の豊作を祈るなどしていました。
半夏とは烏柄杓(からすびしゃく)という薬草の事です。
烏柄杓(からすびしゃく)は6月に鞘をつけることから、
この薬草(半夏)が生える季節から半夏生になったとも言われています。
また7月の植物で葉が半分白いおしろいをかけているような「半化粧」
(半夏生)にちなんだという説もあり定説はわかっていません。
稲作と深くかかわる日であり、この半夏生までに無事田植えを終え
この日は一日休みにする地域もあるそうです。
半夏生に食べるとよい食材は?
暦により食べると縁起が良かったり厄払いになる食材がありますが、
半夏生も地域により食べる風習のある食材があります。
タコやサバ、うどんや小麦の団子などもあるそうです。
関西では「タコ」。
田植えをした稲がしっかりと根づくという縁起を担いでいます。
それだけでなく、「タコ」に含まれる「タウリン」は
疲労回復や悪玉コレステロールの除去、
肝機能の強化などさまざまな効能があります。
田植えで疲れたにぴったりな食材です。
また、田植えをしない人にとっても気候の変化で疲れやすいこの季節に
ピッタリの食材なのです。
昔のひとたちの暦と行事はその季節の体調管理にも深く影響していて
知恵が詰まっています。
私たちも参考にしたいですね。