クリスマスが終わったらお正月の準備です!
お正月飾り、意味を理解すること、子供に説明をしながらお飾りすることって、子供の心を育てる、子供の生活していく力を育てることにも繋がります。
そこで、今回はお正月飾りについて紹介します。
お正月飾りは全て、新年に地上に降りてくる年神様という神様に対して飾ります。
そして、「私たちの家は神様をお迎えする準備ができています」という意味を込めて、年神様が迷わず降りてくるための目印としてお正月飾りを飾ります。
しめ飾り
年神様を迎える準備として玄関口などに飾ります。
新しい藁(わら)で作ったしめ縄に、裏白、ゆずり葉、橙(だいだい)などをあしらった飾りのことで、しめ縄は、神様を迎える清浄な場所であることを示す飾りす。
裏白には長寿、ゆずり葉には子孫繁栄、橙には家系繁栄という願いが込められています。
玄関に飾ることで災いが外から家の中に入ってくるのを防ぐという言い伝えもあります。
門松
松は昔から神様が宿る木と考えられており、お正月飾りに松が使われるようになったといわれています。
門松は門の前に左右対称に2本飾ります。
鏡もち
部屋の床の間、または高いところに飾ります。神様へのお供えであり、拠り所です。床の間がない場合は、玄関から離れた奥まった場所や居間などに飾ります。
また、床の間に大きいものを、神棚や仏壇、リビング、ダイニング、家族の自室など生活するのに大切な場所に小さいものを飾る場合もあります。
最近はキャラクターの子供が喜ぶものも売られています。お飾りの意味を理解したうえで、上手に使い分けできるといいですね。
串柿
柿は長寿の木とされ、幸せをカキ集める、「嘉来」(かき)で喜び幸せが来るという語呂合わせもあるそうです。串柿には数合わせによる家内安全、健康祈願の意味もあります。
10個刺しは「いつもニコニコ(2個2個)仲むつ(中6つ)まじく、 共に白髪(白い粉)の生えるまで。」両端に2個ずつ、真ん中に6個刺します。
5個刺しは「ひとりひとり(1個1個)が、皆(3個)しあわせに。」夫婦、子ども、お年寄り、皆仲良く、笑顔で、健康に暮らせるように、との願いを込めてお正月にお祝いします。両端に1個ずつ、真ん中に3個刺します。
お正月飾りの準備は12月28日まで
お正月の準備は関東であれば12月8日、関西であれば12月13日から始めて、12月28日までに終えるのが一般的です。また、29日は「苦立て」 といい、ごろ合わせで「二重苦」や「苦に通じる」という意味があり、この日に飾るのは縁起が悪いとされています。
また、31日に飾りつけをすることも「一夜飾り」 といって忌み嫌われています。
28日までに準備が間に合わなかった場合には、29日と31日を避けて30日にお飾りをすると良いでしょう。
お正月飾りは松の内、小正月まで
お正月飾りを飾る時期は地域によって異なります。主に関東であれば松の内といわれる1月7日まで、関西であれば小正月である1月15日まで飾るのが一般的です。
関東地方では、7日の朝にお正月飾りを外して七草がゆを食べるという風習があります。
お正月飾りはどんど焼きで処分
お正月飾りは、1月15日の小正月に行われるどんど焼きで処分するのが良いとされています。どんど焼きとは、新年にお迎えした年神様を火に乗せて天にお返しするという意味があり、お正月飾りとして使ったものを集めて火にくべる行事です。
どんど焼きの日以外でも、お正月飾りを受け取ってくれる神社もあるので、神社に納めて処分する方法もあります。
また、できるだけ避けたい方法ではありますが、近くに神社がなくゴミで出す際は、その出し方にも注意が必要です。お正月飾りを捨てる際は、新聞紙などの大きめの紙に飾りを置き、「年神様ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします」と思いながら、左・右・中央と塩をかけて清めます。その後に紙できれいに包んで、他のゴミとは別にして捨てましょう。