かわいい・オシャレな子ども服
でもその子ども服が原因で重大な事故が起こる可能性があるとして
子供服の「日本工業規格(JIS)」が平成27年12月21日制定されました。
経済産業省PDF
まずは子ども服で危険が起こる可能性があることを知っておきましょう。
海外で起こっていた洋服が原因の死亡事故
日本では「子ども服が起因の事故」についてきちんと統計がとれていなかった
現状がありますが、海外では子ども服特に「紐」に関する子どもの死亡事故が
報告されていることを受けてアメリカや欧州連合(EU)等では
子ども服のヒモに関する安全規格が策定されていました。
制定後、子ども服起因の事故は大きく減少したという報告があります。
77%の親が「危険を感じた」
過去の調査では実に77%の親が子ども服が関係する危険を感じた経験があると回答。
そのうち16.5%が実際にけがをしていますがほとんどの親がどこにも苦情を申し出ていませんでした。
・フードの紐をお友達が引っ張り首が締まりそうになった
・滑り台に紐がひっかかった
・ドアに紐が挟まっていて引っ張られた
・足元の紐がほどけていて踏んで転んだ
など多くは「紐」、特に首回りの紐に関連するものでした。
実際に我が家の冬服をチェックしてみました
我が家は外遊びや自転車での移動が多いためフード付きの子ども服を良く購入しています。
急な雨風に助かったことが何度もあるのです。
でもパーカーの紐は食事の時に汚れたり、赤ちゃんの時は舐めてしまうので
ほとんどを購入してすぐに紐を抜いてしまっています。
ですので紐付きの子ども服は我が家にはあまり無いだろうと思っていたのですが・・・・
ざっと見ただけでも結構出てきました。
我が家の場合男の子の洋服でアウトドア・ミリタリー系のものでした。
女児服では春夏物にリボン・ホルターネックなどありそうです。
とくにアウターは着たまま公園で遊ぶのでもしかしたら事故が起こっていたかもしれなかったと
思うと自分の認識の甘さを感じました。
気をつけたいのはこんなポイント
今回JISの基準となるポイントは図のような紐に関するものです。
経済産業省HP資料より抜粋
7歳未満の子ども服ではパーカーの首回りの紐や女児のホルターネック、
13歳未満の服では後ろにリボンを結ぶデザインなどが基準外となります。
また今回はJISの基準には入りませんでしたが
・フード付き
・飾りやポケットが多くひっかかりやすいもの
・ビーズやビジューつきのもの(誤飲)
・ロングスカートやドルマンスリーブなどのデザイン服
・オーバーサイズのもの
などは子どもの事故につながる可能性を念頭にいれて
選んであげたいですね。