2019年4月1日の11時40分に発表されました!!新元号は「令和(れいわ)」、2019年5月1日の新天皇即位の日から移行されます。
さて、新元号って何?!とお子さまから聞かれることも多いこの時期、皆さんはどのように応えますか。
「元号」とは、特定の年代につけられる称号のことで、「年号」と呼ばれることもあり、一定の起算点を定めて年数を数える方法です。古くは王の即位から年数を数えはじめました。
はじまりは中国の前漢(紀元前206年~8年)の武帝(紀元前156~87年)のときに使用されはじめ、次第に近隣諸国でも使われ始めたと言われています。
日本では飛鳥時代(592年~710年)に元号が使われ始め、日本の最初の元号は「大化(たいか)」でした。
今のような一世一元(天皇ひとりにひとつの元号)と決められたのは、慶応4年(1868年)を明治元年に改元(元号を改めること)したときからです。
しかし、この決まりは法律などで定められていたわけではなく、天皇の詔勅(天皇の意思)で決められており、正式に法律として定められたのは昭和54年(1979年)に成立した「元号法」です。
元号法(1978年11月24日 読売新聞朝刊2面より)
このように、一世一元となったのは、実はすごく最近のことなのです!!
最近だと「明治」-「大正」-「昭和」と変遷し、現在は「平成」です。
元号法で定められていること、一世一元であること、2019年5月1日の新天皇即位に合わせて「令和」になることなどを簡潔に子どもに伝えられるとわかりやすいですね。