冬至といえばニュースでお猿さんたちのゆず湯の様子などが取り上げられますが
そもそも冬至ってどんな日?どんな事をするの?にお答えします。
今年の冬至は12月22日
そもそも冬至とは一年でもっとも日照時間の短くなる日のこと。
毎年12月の中旬ころになります。
今年は2018年12月22日(土)となっていて日の入り時刻は
この日の日の出は札幌で7時3分頃、日の入りは16時3分頃。東京の日の出は6時47分頃、日の入りは16時32分頃となります。
6月21日の夏至と比べると東京では昼の間が14時間35分に対して 9時間45分
となっています。
一年で最も日が短く、実はおめでたい日だった
冬至はもっとも日が短い日ですが、冬至を境にどんどん日が伸びていく
日でもあります。
この事から新たな始まりとして古代中国では冬至を一年の始まりとして
祝う風習がありました。
また太陽の力が最も弱まり、夜が一年のうちで最も長くなることから
死や寒さに対する恐怖や厄を払うために
日本では江戸時代から様々な方法で冬至を過ごしてきました。
体を温めて、栄養をつけ寒さに備える
日本ではこのような風習があります。
・かぼちゃを食べる
冬至にかぼちゃを食べるのは
食料の少ない冬に
栄養があり、保存がきく野菜だからと言われていますが
「なんきん」と「ん」が2つつく食べ物なので
運気があがる食べ物であり、
一年で最も日が短い日である冬至に食べることによって
厄落としをする意味も込められています。
なぜ「ん」がつく食べ物が縁起が良いかというと
「いろはにほへと・・・ん」で終わることから物事の終わりと始まりをあらわしています。
かぼちゃ以外にも
「なんきん」「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」を
冬至の七種と言います。
・ゆず湯に入る
冬至を湯治とかけて柚子を入れたお風呂に入ると
「一年中風邪をひかない」といわれています。
なぜ柚子なのかには諸説ありますが、柚子を「融通」とかけたという説や
柚子の木が病気をしにくいことにあやかって無病息災を祈っているそうです。
実際、柚子の皮には
血行促進や体を温める効果があり、湯冷めにしくいといわれています。
<肌が弱い子どもにも入れるゆず湯の楽しみ方>
ゆず湯は良い香りと体を温める効果がありますが、
じつは結構刺激がつよく、肌がピリピリすると
苦手なお子さんも多いのです。
特に果汁を絞る方法は敏感肌・乾燥肌・擦り傷切り傷がある人は
滲みたりヒリヒリとするので注意が必要です。
柚子をそのままの形で布袋に入れて
浮かべる方法が良いと思います。
また新生児や月齢の低い赤ちゃんにはおススメしません。
いかがでしたか?
季節の行事はその起源や意味を調べると
昔の人たちの知恵が詰まっていることがわかります。
寒い冬、みなさんであたたかく過ごしてくださいね。