泣き始めると心臓がバクバク・・そんな初めての育児を救った詩

掲載日:2017年05月21日

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育児中のママに送る詩「Today」について書いた記事
「Today」を読んで思い出した「今日一日何もやってない」ツラさ
に大きな反響をいただきました。新聞にも掲載され各メディアで話題になったので、
既に知っている方がほとんどだと思っていましたが
もしかしたら初めてこの詩に出会ったママもいるかもしれません。
少しでも多くのママにこの素敵な詩が届き、
少しでも楽な気持ちになってもらえたらいいなと思います。今回はもうひとつ素敵な詩をご紹介したいと思います。
この詩もネットを中心に話題になったものです。
特に新生児を育児しているママに響くのではないでしょうか?


【題名】おかぁさん                   作:もっち
おかぁさん 私のことを愛して下さい
わたしは泣くことしかできません
でも、決してあなたのことを困らせようとしているのではないのです
おかぁさん 私のことを愛して下さい
温かいお腹の中が恋しくて、ときどき懐かしくなってしまうのです
長いこと丸くなってすごしていたから、お布団に寝かされると背中がびっくりするのです
おかぁさん 私のことを愛して下さい
わたしが抱っこを望むのは、あなたの優しい愛にふれたいから
あなたの肌の匂いにわたしは安心するのです
おかぁさん 私のことを愛して下さい
遠く離れたところから、優しいあなたのまなざしを見ていました
あなたが動物を慈しみ、植物を愛でる姿に惹かれました
おかぁさん 私のことを愛して下さい
目閉じて眠るのも怖いのです
暗くて深い闇は、あなたから引き離されそうだから
あなたの側にいたくて、泣いてしまうのです
深い海を渡り、広い空を越え、宇宙の果てからあなたをみていました
私はあなたと巡り会うその瞬間をずっと待ち望んでいました

けっして、あなたの自由を奪うために、やってきたのではないのです
あなたが悲しい顔をするたびに、私も涙が溢れるのです
あなたが困っている顔をするたびに、私も途方にくれてしまうのです
どうか、私の存在を疎まないでください
言葉を発しない私ですが、あなたの気持ちは誰よりも感じることはできるのです

おかぁさん 私のことを愛して下さい
私のことを分かってくれるのはあなたしかいないのです
あなたに抱かれ、あなたの鼓動を感じ、私はこれ以上の幸せなことはないと知っています
おかぁさん 私のことを愛して下さい。
あなたの笑顔がまぶしくて、私はいつも見ていたいと想うのです
あなたの声が永久の音色として心に刻まれるのです
おかぁさん 私のことを愛して下さい
私は誰よりもあなたを愛しています
あなたとともに歩む未来がどんなにすばらしいものかを信じています


この詩はブログを書いているもっちさんというママが作った詩で
書籍化もされていますが、もっちさんのご意向で全文転載可とされています。
ブログ:晴れろ!晴れろ!ダンス!!

この詩を知った当時、
初めての育児の真っ最中でした。
わが子は「飲まない」「寝ない」「抱っこ以外の時間ずっと泣いている」子だったので
眠れないつらさと、泣き止んでくれない苛立ち、
母乳も出にくくて、焦る悪循環。
とにかく長い長い1日だったのを覚えています。

やっと寝たかと思って
うとうとし始めると「えーん」と鳴き声が聞こえて
心臓がバクバクしました。
寝ているようで寝ていない、そんな日が続いて疲れ切っていました。
抱っこして立ったままフッと寝てしまい冷や汗をかいたことも何度もありました。
泣いていないのに、どこかで泣いているような幻聴が聞こえる時もありました。

頻繁に思っていたことは
「眠いのになんで寝てくれないの!!!」という苛立ちです。

そんな時、この詩を知って
たくさん泣きました。
詩をスクリーンショットで保存して夜中に何度も見返しました。

「私の事が嫌だから、抱っこやおっぱいが下手だから泣くのかな・・・」なんて思っていたので
「私の事を求めているから泣くんだ」と改めて思ったのです。

もっちさんの意向で全文転載可能となっていますので
夜泣きや新生児の育児で疲れているママが近くにいたらぜひ教えてあげてください。
またもっちさんのブログには「おかぁさん」以外にも素敵な詩が掲載されています。

自分の気持ちが文章になっているだけで
救われるものですよね。