息子は大の泣き虫で甘えん坊。
こんなに泣き虫&甘えん坊で良いのだろうか・・・
と悩むことなんでしょっちゅうです。
夫は「ちょっと甘やかしすぎだから、もう少し厳しく、強く育てないと
今後本人が困るのではないか?」と言います。
もちろん夫は男の社会を生きてきたので
一理あるのかな?とも思いますが、
でも厳しく、強く育てるって具体的になんだろう。
なんて思うんです。
そんな息子は涙腺が弱いのか
あらゆることで泣きます。
でも泣き始めたら「泣くのを我慢しなさい」と言うのもどうなんだろう
と思い、先に気を紛らわそうとする私と、
「泣くのを我慢するんだ!」「これ以上泣いたらだめだ!」
「泣かないで、なんで嫌なのか説明しなさい」と言う夫。
ここでも意見が分かれます。
夫と私の育児方針の違いに関しては
「怒る役」と「フォロー役」がいればいいのかななんて思っています。
時と場合によって逆転することもよくあります。
息子は成長するにつれいわゆる長泣きはしなくなりましたが、
涙をポロポロ流すことはしょっちゅうです。
悲しいとき、悔しいとき、何かがうまくいかないときはもちろん
感動した時、嬉しいときも泣きます。
とにかく1日1泣きは必ずします。
こんな状態で年下の子の面倒を見れるのかいな・・・と思っていましたが
先日そんな息子を見る目が変わる、ある出来事があったのです。
友だちとその子どもたち10人以上で遊んだ時、
おやつの時間になりました。
すると、とある子が「このお菓子じゃない!家にあった〇〇が食べたい!」
とグズリ始めたのです。
みんながあれこれ気を紛らわしたのですが、
とうとうワンワンと大声で泣き始めてしまいました。
お呼ばれしてして出してもらったお菓子に文句を言い、泣き始めたので
友人もだんだんと子どもに対して怒りがたまってきていました。
(それは、私だってそうなると思います。)
友人も「もういい加減にしなさい!こんな我儘いうならもう
お友達とは遊べません!」と言いました。
すると息子が「僕ね、泣き虫だからすごい〇〇ちゃんの気持ちわかる。
だからそう言われるともっと泣いちゃうかも~」とおどけながら
言って
その子の横に行って
「お菓子が嫌なんじゃなくて、疲れたのかもね?眠いのかもね?
先に帰る?」と聞きました。
するとその子は泣き止んで
「まだみんなと遊びたい・・」と言ったのです。
息子はお茶を持って行って
「泣いたら喉乾くよねーーーー!」とおどけました。
周りもプッと噴き出してまた和やかな雰囲気が戻ってきました。
私は心の中でとても感心していました。
たぶん毎日泣いている泣き虫の息子だから
変えられた空気です。
泣き虫の息子は泣いている子の気持ちがよくわかるのかもしれないな
それってすごい長所かも!と思い直したのです。
そして泣き虫だったとしても、年下の子をなんとかしてあげようと
いう気持ちがちゃんと芽生えているんだなと。
家に帰ってから息子に今日の出来事を聞くと
「自分でも面白いんだけど、ワンワン泣いてるとなんで泣いてるのか
よくわかんなくて、泣き止むとなんで泣いてたのかなってこと
よくあるんだけどさあ・・・・
だいだい眠いか家に帰りたいかお腹すいてるんだよ!」と。
「すごいよくわかってるじゃん!」と思わず笑ってしまいました。