子ども同士のトラブル。子どもが帰宅後大泣き・・・その時親は?

掲載日:2016年05月14日

今日のママコラムは子ども同士のトラブルについてです。
子どもがいじめられてるんじゃないか?
同一人物に叩かれたり・逆に叩いたりしているようだ・・・こんな時皆さんはどうしますか?

方法はたくさんあると思いますが
放っておけない気持ちと、子どもに任せてみようという
気持ちの狭間で揺れ、悩むものです。
対応には子どもの年齢や環境も関係しますね。
相手の保護者の考え方でも大きく変わってきます。
まだまだこういった件に慣れていない私は心臓がバクバク。
いつでも冷静でなくてはいけませんね・・・・・。


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いつも笑顔の息子が寝る前に号泣
いつも笑顔でマイペースな息子。
寝かしつけの時にゆっくりお話ししていた時に
突如号泣しはじめました。
「お友達がみんなで僕のパンツを脱がそうとする」
驚いた私は泣く息子をなだめ抱きしめながら詳細を聞きました。
息子の話だけまとめるとこうです。
・新しいクラスの男の子3人組がいつも追いかけてくる
・嫌だといってもやめてくれない
・最近はみんなでズボンやパンツを下ろそうとする
・口でいっても聞かずズボンが破れそうになった。
あまりにもしつこいのでそのうちの一人を押した

・その場面だけを先生に見られ自分が怒られてしまった
・悔しくて泣いたけど、先生にパンツを引っ張る事は言わなかった
・明日は幼稚園に行きたくない

息子の希望は「先生に言わないで」
肩を震わせて泣く息子を見て私はプチパニック!
「それは悔しい思いをしたね・・・」となだめつつ
「明日先生に話してみたら?」というと
「それは嫌だ!」と語気を強くする息子。
隣で聞いていた娘(姉)が
「何かあったらもっと喧嘩になる前に先生に言わないとダメだよ」
「先生に理由を話せば先生は怒らなかったと思うよ」と冷静にアドバイス。

私も娘に同意していると
「それは赤ちゃんのすること」と言い始める息子。
「泣いたら助けてーっていうの?めっちゃかっこ悪い!絶対にイヤ」と独自の理論。
息子がいつの間にか男っぽい事を言うのでそこにも衝撃!
「だから幼稚園では泣かなかった、先生にも何も言わなかった」とドヤ顔。
そりゃあ先生からしたら、息子が乱暴したと勘違いするに決まっています。
「じゃあ、こんなことがありましたってだけ先生に手紙書いておくね」と提案すると
「それはしてほしくない」「もし明日やられたら、もう一回やめてって言ってみる。
自分で言いたい」
と言うのです。

妄想が広がる
息子が言わないでほしいという気持ちを尊重して
幼稚園には報告しないことにしました。
でも内心は息子に内緒で一度先生に電話しようか迷っていました。
数人に、繰り返し下着を脱がされる、さらに先生からも誤解されたままというのは
そのまま放って置けない気もして一晩中モヤモヤ・・・。
帰ってきた夫に話すとニコニコして
「あいつも男らしくなってきたな!プライドが何よりも大切だと思うから
まずは信じてあげよう」と満足げ・・・・
私は心配なまま一晩中胸がモヤモヤ。
息子が幼稚園で苛められているイメージばかり浮かんでしまいます。
「たぶん意地悪な子なんだろう」「相手の親はどういう人なんだろう」
しまいには腹が立ってきてイライラ。様々な妄想が広がりました。

他の子も巻き込んで
その後なん度も
「また3人が追いかけてきた」「嫌だって言ったけど」との報告が続きました。
パンツの件や泣くことはないものの更にもう一つのトラブルが。
息子を守ろうとしたA君が3人に怒り今度がA君と3人が喧嘩になったというのです。
そして今度はA君も一緒に怒られてしまったとの話。
今度は先生に対しての不安もよぎります。
「先生、ちゃんと見ていて欲しいなあ・・・」と。

タイミングよく授業参観が、そこで衝撃の事実!
そんなモヤモヤが続く中、タイミングよく授業参観がありました。
そこには予想もしない息子の姿が・・・・・

・息子はマイペースにいろいろなお友達と遊んでいた
・例の3人は確かに息子のお尻をおいかけています。でも追いかけまわしている
 のではなく後をついてまわっているのです
・「息子君、次は何して遊ぶの?」「息子君、これ一緒にやろう!」と
 息子の気をひくために一生懸命
・席を決める時も3人が息子の隣になりたくてケンカ

思っていた想像してたイメージと異なりすぎて
ただただ衝撃的!
参観後、3人のうちの一人のお母さんから
「うちの息子がいつも追いかけまわしていてすみません
しつこくしたらダメだよと言ってあるんですが」と声をかけてもらいました。
「好き過ぎておせっかい焼いてしまって怒られることがあるそうなんです。
でもとっても好きみたいなので宜しくお願いします」との事。
イメージしていたお母さんと像ともまったく違いました。

帰宅後
実態を見た後息子にもう一度聞いてみるとこういうのです。
「3人がね、お着替えの時手伝おうとするの!それが嫌。
赤ちゃんちゃうし」

なんて大切な情報を抜いて話しているんだ・・・・

と同時に息子の話だけを鵜のみにして
その子やお母さん、先生のイメージを勝手に膨らませていた自分に大反省。

子どもの話は信じてあげたい、子どもの味方になってあげたい
でもその情報だけが正しいわけではない事深く実感しました。

もしこの実態を見ないまま先生に問い合わせをして
「3人とは仲良しです。問題ありません」と言われていたら・・・・?
先生の事を「ちゃんと見てくれていない」と思うのではないかと・・・・

でも息子は嘘はひとつもついていないのです。
3人が追いかけてくる、しつこい(と息子は感じる)、パンツを脱がす
手伝ってほしくないのにやられるのが泣くほど悔しかった
息子視点ではこの世界。
3人の世界ではもしかしたら「遊んでって言っても遊んでくれないつれない子」
なのかもしれません。

ともあれタイミングの良い授業参観で様子を見れたことで
冷静になれた今回の件ですが
事の大きさ、年齢などによっては親が出ていかなければいけない事もあるかもしれません。
まだまだ勉強中・・・家族の事で冷静になるのって本当に難しいですね。

そして娘は「女の子のグループの世界」でまた種類の違った悩みを抱えています。
その件についてはまた後日書いていきたいと思います。