防災cafeに参加してきました。

掲載日:2016年05月16日

誰かと気軽に防災について話したいと思ったことはありませんか?

熊本地震が発生し自分の防災について改めて考えた人も多いと思いますが、
いざ用意を始めると
「これはみんなどうしているんだろう?」
「優先順位はどっちなのかな?」と様々な疑問が出てきます。

本やネットに書いてある事をやってみようとすると
「自分の家庭では無理だな」と思う事もあります。

ざっくばらんにみんなの家庭の防災についてお話しする
「防災cafe」という企画があったので参加してきました。bousaicafe[読み取り専用]_1

1463344365896_new内容
・トークタイム
・東日本大震災を被災した親子の体験談
・ショッピングモール内で「防災に役立つグッズ」を探し発表
・今日からできる防災を一人一つ決める

「溜めていたお風呂のお湯に助けられた」

今回防災cafeの参加者の中に福島で東日本大震災を被災されたママがいて
前半のトークタイムでは為になるお話がいっぱい。
具体的に困ったを知ることができました。
特にみんなが関心を持ったのが「水」について。

当時2人の幼児がいたので
配給の水を貰いにいくのも大変。
暑い中1時間以上並ばなくてはならなかったそうです。
1回に貰える水は1家族で10ℓ。
多いようですが
飲み水や料理の他に、洗濯や食器洗い、トイレの水などもその10ℓから
捻出しなければいかないので足りません。
当時たまたまお風呂の残り湯を残してあったので
トイレの水はそこから使い、大変助かったそうです。
ペットボトルに入れ近所の人に配り感謝もされたそうです。

「あの時の助けられた思いがずっと残っている。今でも毎日ほぼ24時間お湯を残している」との
言葉が胸に響きました。

そしてそこでも気軽に質問できるのが良いところ。
「お湯をはっているとカビが困りませんか?」
「お風呂掃除はいつやるの?」「お湯を残しておくと臭い」など現実的な質問がたくさん!
こういったちょっとした事は本には載っていないので
防災cafeの良いところだと思いました♪

「いつものショッピングモールが違う見え方ををしていた」

次にショッピングモール内のいろいろな店を回って
防災に役立ちそうなアイテムを探してきて発表する事に。
100円均一やアウトドアショップなど
「防災グッズ」として販売されていなくても
見方を変えれば安く・デザインもかわいく・普段使いできるアイテムがたくさん。

特にアウトドアショップはすぐに防災に使えるアイテムの宝庫でした。
「このアウトドアショップにはよく来ているけど、防災目線ではまた違う商品に目がいった」
などの感想が。
またアウトドアショップでは高価で買いにくいアイテムを
100円均一で組み合わせて買うなどのアイディアもどんどん出てきました。

最後に「今日からできること」

16928 16929そして最後に不安に思ったこと、今日からできることをまとめました。
今日からできる事はポストイットに書き
一人一枚今日からできることを選び実行しよう!ということで
「結束バンドを買う」
「お風呂のお湯をためておく」
「スルメを買う」
「小学校に防災について聞いてみる」などなど
それぞれの生活にあった今日からできる事を選んで解散となりました。

広がってほしい「防災について話す時間」

企画に参加してまずとても楽しかった!それが一番良かったポイントです。
防災については学ぼうとすると時に前向きになれなかったり
やらなければならないことが多すぎてやる気をなくしてしまったりします。
でも講師がいない、全員が同じ立場であれやこれやと考えながら
気になったことは家に持って帰り各自で調べる。
こんな形もいいのではないでしょうか?

企画に必要だったのは
・模造紙
・ポストイット
・ペン
だけでした。

どんな人数でも何グループかにわかれれば同じような企画ができるはずです。

こういった気軽に、定期的に防災について話す機会が広がっていってほしいなと思いました。
参加者のみなさんお疲れさまでした♪