何気ない「新しいお友達できた?」

掲載日:2018年04月8日

ご入学・ご入園おめでとうございます。
また進級の時期でもありますね。

この時期お子さんについつい
「新しいお友達できた?」と聞いてしまいがちです。

親としても何よりも気になるのが
「クラスになじめるか」なのではないかと思います。

私も以前は

「新しいお友達はできそう?」
「お友達はできた?」
「今日は誰と遊んだ?」

こんな風によく聞いていました。

でも友達を作ったり慣れるのがややゆっくりな長女には
特にそういった事を聞かないようになりました。
会話の中で新しいお友達の名前が出てきたら
そのお友達について少し膨らませる程度にとどめるようになりました。

これは自分の経験なのですが・・・

私は子供の頃から自分の世界が強い子だったので
お友達が多くありませんでした。
教室でも本を読んだり絵を描いたりしていることも多く
親はそんな私をとても心配していました。
でも決してひとりぼっちだったわけではなりませんでしたし、
親が心配するほどつまらない毎日ではありませんでした。

それなのにある日から
「遊んだお友達の名前を書くシート」なるものを作っていて
お友達と遊んだらシールを貼る・・・
というようなものを行っていました。
当時の母親は私がお友達が少ないのを心配していたんでしょう。

「今日は一人で本を読もう」と思って
休憩中本を読んだ日には
「誰ともお友達と遊ばなかったの?」
「休憩中に教室にいたのはひとりだったの?」など
過剰に心配させていました。

でも私は母のそういう姿を見るとすごく焦ってしまっていました。
お友達になるのも時間がかかるタイプだったので
クラス替え初日から「お友達」「お友達」と言われると
本当に困りました。

自分が親になってから
そういった気持ちはよくわかるようになりました。
教室での姿が見えない分心配ですよね。

実際には子供のお友達作りには親ができることは
ほぼ無いと思います。
子供によりいろいろなペースがあるので、特に最初のうちは
いろいろ気にしすぎないようになりました。
一緒に遊んでても名前を覚えるのが苦手だったり
大勢で遊んでるときは「〇〇と遊んだ」と個人名が出てこない子もいると
思います。

今年はわが子が入学します。
ゆっくり見守ってあげたいです。