「SNSで知り合った人と会ってはいけない」は本当か?

座間の悲惨な事件から「SNSで知り合った人と会ってはいけない」
と盛んに叫ばれています。
でも実際にはSNSで繋がった人と会う可能性はこれから
どんどん高くなっていきます。

子供だけでなく、大人もどのように注意すればいいのでしょうか?
筆者の経験でお話します。

mixi時代、共通の悩みをもった方に出会い救われた過去

mixi全盛期の時代、私は知り合いにはなかなか言えない悩みを持っていました。
悩みは深刻だったのでどこかに吐かなければ生きていけませんでした。
そんな時mixiで共通の悩みを持つ「コミュニティ」を発見し
自分と全く同じような悩みを持つ人の経験談や、解決策、アドバイスなどを
話し合ううちに心が軽くなっていきました。

そのうち数人からメッセージで「実際に会ってお話したい」
言われました。
プロフィール上の異性はお断りして、何度もメッセージでやりとり
している女性(と予想できる方)と二回ほどお会いしました。

SNSほど会話は弾まないものの、時間がたてば
お互いの悩みを打ち明けて涙したり
また頑張ろうという気持ちになりました。
近くには同じ悩みを待つ方がいなかったので貴重な存在でした。

だんだんとmixiに人がいなくなっていき、コミュニティも自然消滅しました。
連絡はmixiだけだったので会った方がどうなったのかも知る由もありません。

しかしながら5年後でしょうか。
コミュニティで同じような悩みを持っている方とfacebookで再度繋がることができたのです。
お互い、苦難を乗り越えて幸せに暮らしている事を知ることができ
不思議な感覚がありました。
会ったことはありませんが長年の友達のような感覚です。
日常生活のしがらみがなかった分、お互いに打ち明けることはできた
悩みです。

SNSの繋がりが危険視されますが、私はこの時のつながりにより
救われたのは間違いありません。

思っていた性別が違う事とは多々ある

しかしながら、上記でも「異性と思われる方は会わないように」と
書きましたがそこは危険な賭けがたまたま当たっただけです。

・アイコン(プロフィール写真)に大きく影響されてしまう
・生活の写真がUPされていてもどうにでも演出できる
・僕・私などの一人称も性別には関係ない
・フォロワー数が多いと信用してしまいがち

例えばアイコンが女性の顔だったり、女性のイラストだと
発言も女性的に感じてしまう事があります。
同様にスイーツ写真やかわいい雑貨、子どもやお花などの写真がよくUPされていると「女性なのかな」と思ってしまう事もあります。

以前可愛い女性の顔のイラストをアイコンにされている方で
完全に子育て中の主婦と思って交流していた方が
男性のサラリーマンだったことがあります。
その方は騙すつもりではなく、
共働きなのでよく料理や家事、育児をしていたのと
カフェめぐりやスイーツが趣味。
言葉遣いも丁寧でした。
会うまで親しくなかったのですが、繋がってからかなり後になりわかったので
驚いたことがあります。

学生の場合も
「おなじ年くらい」と勘違いしていると年齢も性別も異なることは
たくさん起こりえるのです。
たとえば
・勉強・部活・バイト・彼氏(彼女)
などのワードを故意に入れるだけで学生を偽ることは簡単です。

FaceBookだから安心ということはない

よくFaceBookは安心で、匿名性の高いtwtterや掲示板などは危ない
などと言う人もいますが
私は危険性は特に変わらないと思います。

確かにFaceBookはビジネスとして使っている方も多いので
やや信用性が高いのかもしれませんが
上記のように投稿内容でいくらでも操作できますし、
事実FaceBookの顔写真を他人のものにしたり、登録性別をあえて変えている人だっているのですから。
実際に自分のつながりたい会社の方と繋がり、ビジネスのためにお会いしたら
詐欺未遂だった知り合いもいます。
(名刺をUPしていたがその名刺が他人のものだった)

「SNSで人と会ってはいけない!」と子供に叱る親が
FaceBookではビジネスとして人と会ったり、知ってる人のいない
勉強会に飛び入り参加していることはよくあるのです。

積極的な学生たち

現在私は趣味のアカウントでたくさんの学生とつながっていますが
本当に気軽に「会いましょう」「どこに住んでますか?」などと向こうから言ってきます。

そんな時は「私が悪い人かもしれないんだから危ないんだよ」
たしなめますが
「もうSNSで知り合った人と何回も会ってるから大丈夫」
「今の彼氏もSNSで会った人だよ」
または
「大人の人と会って自分の知らない、いろいろな話を聞いてみたい」
などとても積極的です。
ですので今やもう頭ごなしに否定するだけではだめなのだと思います。

・どのポイントで(大丈夫だと)判断しているか
・こういった危険性がある
という事例を教えた方が現実的なのではないかと思います。
または本当にトラブルにあったときに周囲の誰かに打ち明けられるかどうかも
大切になってくると思います。

上手に使えば世界が広がるSNS。
大人も子どもも安全に使っていきたいですね。

年子って本当に可哀想?年子の育児体験談

「まだ赤ちゃんなのに、無理やりお姉ちゃんにさせられて可哀想」
「これからきちんと関係をはぐぐむ時期なのに…可哀想」
「年子なんて、無計画なんだね」

これらは私が実際に身内や見知らぬ人から言われた言葉です。
娘と息子は年子です。

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親族の場合は世間体が気になったのか、
やっていけるのか心配してくれたのでしょう。
育児の先輩からのアドバイスのつもりだったり、
何気ない感想なのだと思いますが
妊娠中の私はこれらの言葉たちに深く傷つきました。

最も嫌だった体験は
スーパーで買い物中、娘に手を振った妙齢の女性が
私のおおきいお腹を見るなり
娘に向かって
「あんた可哀想ね!まだお姉ちゃんになりたくないって自分では言えないもんね」
決めつけて去っていきました。
私に言うのはまだ良いとして、娘にそういった言葉をかける
人たちの多さに驚かされました。

「そんなに年子って駄目なのかなあ」
そう思って不安な時もありました。
腹が立つときもありました。

でも年子の子どもたちを育てていて、まだまだ絶賛育児中ですが
「そう悪いもんじゃない!」と自信にもなりました。

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今回は自分が年子育児をしていてよかったところ、大変だったところを
書いていきたいと思います。
なお、年子育児しか経験がないので、ほかの育児との比較はできません。
あくまでも個人の体験と感想です。

下の子が誕生!その時娘は・・・?
下の子が産まれた時、上の娘は1歳10ケ月でした。

大変だったこと【赤ちゃん~乳幼児期】
・ほとんどダブル抱っこ
下の子を抱っこすると上の子も抱っこをねだるので両骨盤に2人乗せる
事が頻繁にありました。骨盤はかなりずれてしまいました。
・タンデム授乳
 下の子の授乳を見て、断乳が完了していた上の子の授乳が復活。
両脇に抱えるタンデム授乳をしていました。
・昼寝の時間がずれる
まだまだお昼寝が必要だった上の子と一日何回も寝る下の子の
昼寝タイムが揃うことはほとんどなく、寝かしつけだけで
かなりの時間を費やしました。
・夜泣きの連鎖
一人が寝ると一人が夜泣きをする。その声でもう一人が起きる・・・
この負の連鎖は心身ともに堪えました。
・病院の受診、検診予防接種がとにかくたいへんでした。
預ける先がなかったので、一人で二人連れていくのはとても大変でした。

大変だったこと【入園以降】
・保育料が倍
制服、必要教材などがおさがりできないので
同じ園に通っていますが、同じものをすべて2つ購入することに。
特に保育料は大きな出費になりました。
そして教育費に関しては今後も続くでしょう。

良かったこと【赤ちゃん~乳幼児期】
・ベビーグッズや洋服など、

 そのまま流用できてほとんど買い足しがありませんでした。

・遊ぶオモチャや遊具が大きく違わないので、
 公園でも室内でも安心して遊べました。
テーマパークの計画も立てやすいです。

・甘えん坊でママから離れなかった上の子が一気に成長し、頼もしくなりました。
ここを「可哀想」と取る人もいるであろう事は育てていて実感しました。
確かにやや早熟であると感じることもあります。
でも娘は極度の人見知りでしたが、弟ができると社交的になり
同年齢の子の輪に自分から混ざっていくようになりました。
そんな姿を見ると感動しました。
甘えたいサインが出たときはすぐに甘えてもらっていました。

良かったこと【入園以降】
・入園が有利に進みました。
高倍率の人気園でしたが、兄弟がいると優先的に入園できるので
抽選に参加せずに入園することができました。
園の中で会ったり、遊ぶこともあります。

・園での行事など把握しやすく、一緒に行われるのでスケジューリングしやすい。

・短期間で一気に手を離れ入園したので、夫婦の時間ができ
仕事に復帰したり勉強する時間ができました。
とにかくあっという間で正直少し寂しいです!

・ひらがなや数字、運動もすべて同時にやりはじめるので、
お互いに刺激を受けているのを感じます。
最近では下の子の方が早く習得することもでてきて、面白くなってきました。
遊びの中で覚えていくこともたくさんあります。

・とにかく何をやるにも一緒!
遊びのレベルが同じで
とても仲が良く、いつも楽しそうに遊んでくれるので
休日や降園後も勝手に二人で遊んでいます。
そして楽しそうなので助かります。

年子じゃないけど、うちだって同じ!
ということもたくさんあると思います。
年子の1歳10ケ月差と2歳差では
ほとんど育児環境は変わらないと思います。

結局は
一人っ子でもたくさんの兄弟姉妹でも
年子でも年が離れていても
その環境が子どもにとって可哀想ということはなくて
その環境の中でどうやって楽しく育てられるかなんじゃないかなと
思います。

色々な人生計画や価値観があるなかで
「かわいそう」と伝えるのはお互いにメリットがないように思います。

もし「年子」を望んでいたり
「年子」の妊娠発覚や出産で不安なママパパがいたら
参考にしてみてくだい。

母乳が出ない!悩み苦しんで調べ、行った事あれこれ&後日談

1a50c71f816b16233dd26be0619ec02e_s私が初めての妊娠でたまたま通った産婦人科は
「完全母乳育児」を推奨するところでした。
産婦人科をそこに決めた理由は特になく、
綺麗で評判が良かったのでなんとなく決めました。

当たり前のように「自分は母乳が出る」と思っていたので
定期開催される母乳についての勉強会もとても役立ち、
母乳に詳しい助産師さん看護師さんがいることも励みになりました。

しかし産まれてくると、完全母乳育児の縛りに苦しむことになりました。

母乳が全くでない・泣き続ける娘

私は高リスク出産だったため、予定帝王切開で出産しました。
出生体重も2800gで標準です。
事前に助産師さんのチェックで乳首も問題なしでした。

しかし授乳前後で赤ちゃんの体重を計り、哺乳量を調べると
「0g」「1g」
「2g」など、ほとんど出ていない&飲めていない結果ばかり。
周りのお母さんは「50ml」も出ていた!なんて喜ぶ声も聞こえました。
なんで私だけでないの?
なんで飲んでくれないの?
産後のホルモンバランスの崩れや、寝不足もあり

授乳の時間はとても苦痛で悲しく、毎回涙が出ました。

また病院が完全母乳を強く推奨していることもあり、
経験豊富な助産師さん・看護師さんから様々なアドバイスをしてもらいました。

・水分をたくさん摂る 一日5ℓ!
病院ではタンポポ茶を飲んでいました。
真面目なので本当に5ℓ近く飲んでいました。
スポーツ飲料も薦められましたが、タンポポ茶を好んで飲んでいました。


・バランスの良い食事をする

・とにかく頻回授乳
・その他の時間は搾乳
といっても搾乳機にほとんど出てきません。

・体を冷やさない・足を温める
授乳まえにお風呂に入る。足湯につかりながら授乳する。
いろいろ試しました。


・マッサージをする(してもらう
自分でもしょっちゅうしていましたし、
助産師さんも無料で何回もしてくれました。

それでも全く出ません。
わが子は泣き続け、私もフラフラです。
寝ることを薦められても、寝る時間などないのです。

眠いけど、泣いていて眠れない・・・
頻回授乳させなきゃ・・・搾乳して母乳量を増やさなきゃ
と追い立てられます。

結果・・・産後1ヶ月どんなに頑張ってもでませんでした。

先述したように、完全母乳育児推奨医院だったので
マッサージやアドバイス、本など母乳に関する情報やプロには
とても恵まれていました。
「混合にしないように」「完全母乳で」というアドバイスにとにかく苦しみました。


そして「混合」へ

しかしあまりに体重が増えないので、
医院からも仕方なく(本当に仕方ない・・・という感じで)
「混合」にするように指示がありました。
自分たちだけ落第したかのように、
ミルクを飲ませる姿を隠したいような気持でいっぱいでした。

ミルクをゴクゴク飲む姿も、喜べませんでした。
お腹いっぱいになり、安らかに眠る姿も初めて見ました。
なんだ・・・なんだ・・・お腹いっぱいになればちゃんと寝るんだと
衝撃をうけました。

混合を始めるとすぐ娘の体重がどんどん増加し・・・
産後4ヶ月でまさかの完全母乳へと移行しました。

娘は吸う力がとても弱かったのでしょう。
体重が増え、吸う力が強くなっていきました。
そしてリスク出産による大量出血で貧血だった私の体も
まだ準備ができていなかったのかもしれません

あの「完全母乳」にこだわった1ヶ月はなんだったのか、
もう完母も混合も完ミでも、
本当にどうでもよくなった時期に私は完母になりました。
もうこの時の私は「なんでもいいからちゃんと育てばそれでいい」
心から思ってました。

あれだけ母乳にこだわった産後1ヶ月には全くでなかった母乳。
どうでも良くなってから溢れるように出る母乳。
もしかすると、完母へのこだわりが親子ともに
ストレスになっていたのかもしれません。
水も5ℓも飲みません。足湯なんてしません。
食事も適当になってきたころです。
そして「赤ちゃんってかわいい!」とやっと思いはじめたころです。

第二子は、産まれる前からパジャマがびしょ濡れになるほど
最初から大量に出ていました。
それこそ授乳量の計測で50mlと出るほどです。

それでも、場合によってはミルクをあげて一緒に昼寝をし体を休ませていました。
「母乳のため」には特に何の努力もしませんでした。
同じ帝王切開、同じような体重でしたがここまで違うのかと驚かされました。
また、あの授乳室でたくさん出ていたママさんたちも
2人目3人目の出産だったのかも・・・なんて思います。
母乳がを出すための努力ももちろん大切ですが、
どんなに頑張っても出ないものは出ない・・・
出る時は何もしなくても出る・・
それが私の感想です。

もし完全母乳や母乳に悩む方がいたら、
こんなパターンもあること参考にしてもらえれば幸いです。

 

 

親子を癒す胎児ごっこ

育児ブログなどで「胎児ごっこをしている」という
記事をみかけたりしますが、
我が家でもよくやっています。

やってみよう!と提案したわけではなく
子供たちがエプロンの中に入ってきては「赤ちゃんの真似」をするのです。

まだ出たくないよ~
お腹が気持ちいいな
そろそろ外で遊びたいなあ
産まれてみようかなあ

などと言って
エプロンをめくると「おぎゃーー」と産まれます。

娘は7歳になりますが、こんな家事の合間のちょっとした遊びが大好きです。

8秒抱っこもそうですが小学校に入学してからというもの
お互いの時間が少なくなってきました。

噂の「8秒抱っこ」の効果は?(ほぼ)毎日実践中♪

ですのでギュッと凝縮して甘えさせてあげられる
胎児ごっこは親子の癒しの時間です。

年齢とともに生活スタイルも変わり
親子で一緒に過ごせる時間や濃度も変わってきます。
他の人に見られたらちょっと恥ずかしいかもしれませんが
いつも頑張っている娘をエプロンの中に入れて家事をするのも
たまにはいいかなと思っています。

 

育児はどんどん大変になる?楽になる?

先日、まだ小さな3~4ヶ月位の赤ちゃんを抱っこしたお母さんが
バス停で待っていました。
するとそこにご婦人がニコニコと近づいて行って
「かわいいね」「いまは何か月?」などと会話をしていました。

そのすぐ後ろで子供たち二人とバスを待っていた私。
ご婦人と赤ちゃんを抱っこしたお母さんの会話が耳に入ってきました。

「今はただ抱っこされて寝ているだけだから、本当に楽よね」
「育児はこれからどんどん大変になるんだから、体力をつけて覚悟しなくちゃね」

そういってベテランお母さんは新人お母さんを励ましていたのでした。

私ももしかしたら以前はこんな風に言っていたかもしれません。
特に
「これから歩くようになったらもっと大変?」
なんて聞かれたら
こんな事があったなんて子育て事件簿を面白ろおかしく話していたのかも。

でも客観的にこの会話を聞いていたら
こんな心温まるアドバイスも、特に初対面の方の場合
よく考えてからしないとなと思ってしまいました。

だって赤ちゃんはその時はたまたま寝ていたかもしれないけど
初めては何もかもが大変、不安、心配…

そんなお母さんに「もっと大変になるよ」というアドバイスは
あまり必要ないのかななんて思ってしまいました。

育児は子供の成長とともに
楽になることが増えると、それにともなって工夫しなければいけないことも増えます。
どんどん大変な事が蓄積され加算されていくわけではないんですよねきっと…

でもその「大変」「しんどい」と思うピークは人それぞれで
育児がある程度落ち着いた人は
自分のピークを振り返り「この時期に大変になる」と先回りして教えてくれているんですよね。
もちろんバス停でのご婦人は優しさと温かさをもってお話していたのは
伝わってきましたが、
そのアドバイスでお母さんの心はまた少し不安が増えてしまったかもしれませんね。


私がまだ子供が小さい頃、スーパーでたまたまであった方にこんな言葉をかけて
もらいました。たぶん私が疲れ切って見えたのだと思います。

「子育ては大変だけど、これからどんどん楽になって
一緒にできる事が増えて楽しくなっていくから安心しなさい」と。

その時はバタバタしていてあまりちゃんと噛みしめる事が
できなかったこの言葉は
とても素敵なものだったなあと思い起こします。

確かに子育て歴7年。
一緒にできる事がどんどん増え、子供と過ごす時間がとても楽しくなっています。

子育てはどんどん大変になるから覚悟しなさい
子育てはどんどん楽になるから安心しなさい

どちらも正解かもしれません。

あなたはどう感じますか?

【子供の人間関係】女の子3人組 板挟みになった娘がとった行動とは?

今年入学した娘は年少の時から既に人間関係に悩んでいました。
年少の時は
「私は〇〇ちゃんと遊びたいと思うけど、誘った子は果たして同じ気持ちなのか」
という事にかなり悩んでいました。

年長では女の子3人組の人間関係のこじれから
登園拒否になっていた程でした。
これらは娘のもともとの個性に由来するものも多く、
小学校に入ってから、さらに複雑になっていく人間関係に
うまくやっていけるのか親としては不安の種です。

しかし、ここ最近は今までとは違う対応をしているようで
成長を感じた出来事がありました。

年長時に女の子の3人組でとても悩んだ娘。
小学校に入学してもまた3人組になってしまいました。
娘の性格を知る親としてはいつ関係がこじれるか心中穏やかではありません。

3人でいると日々起こりがちなのが
2人の意見の間に立ってしまう事です。

優柔不断で人の意見を優先させやすい娘は、
こんな時にとても困ってしまいます。
Aちゃんが「外で遊びたい」
Bちゃんが「図書室に行きたい」
と言われたときに
娘は(私は外に行きたいけど、そういったらBちゃんが傷つくのではないか・・・)
と考えて答えがなかなか出せず、結果2人からイライラさせてしまうタイプです。
(今はこんな時はジャンケンを薦めているみたいです)

最も困るのがAちゃんとBちゃんが喧嘩をした時に
「どっちの味方になる?」「どちらが悪いと思う?」
言われる事です。
これは大人でも困りますよね。

ここ最近もこういった出来事が頻発しているようですが
最近の娘のとる行動は昔とは大きく異なってきました。

一番大きな違いは
「一人でもいいや」と思えるようになったことです。
今日は一人でもいいや。別の子と遊ぼう。こういった選択肢が増えたことは
娘の気持ちをかなり軽くしたようです。

そして
「まずは一度気持ちを受け止めてあげると、うまくいくことが多い」
と娘。

私が「詳しく教えて~!」とせがむと

「〇〇ちゃんがこうしてきて!どう思う?」って言われたとき、
前は「どう思う?」の答えを一生懸命考えて悩んで黙ってしまっていたけど
今は「怒ってて、すごい腹立つんやねー」「すごく悲しいんやね」って
まずそう言ってあげるだけで
実はほとんどうまくいくことが多いってわかった。
「〇〇ちゃんの方が悪いよ」、なんて嫌々答えなくても
落ち着いて仲直りできることも多い。

と教えてくれました。

一年生の娘がここまで考えていることに驚きでしたが
実際こういうことって多いですよね。

なぜそう思うようになったのか聞いてみると
「私が悲しいときに、もし私が悪くても
「それは娘ちゃんが悪いよ」なんてお父さんとお母さんはいきなり言わないでいてくれるでしょ。「悲しいんだね」って言ってくれるだけで
「もしかして私が悪かったかもな」って思い直せることが多いから。」
と教えてくれました。
私たちの発言をちゃんと聞いていることにちょっと気が引き締まる思いでした。

これからもきっとたくさん人間関係で悩んでいくと思いますが
こうやって試行錯誤しながら穏やかな日々を創れる力を
育んでほしいなと願っています。

大きな抱っこ魔には鏡を見せてあげて、満足感UP♪

我が家の大きな抱っこ魔は15キロ超え。
もう一人は20キロ近くあります。
さすがに立って抱っこすると腰に負担があり、難しくなってきました。
それでも一日に一回は「立って抱っこして」と甘えてきます。

そんな私が昔から使っている方法が
「抱っこしている姿を鏡で映してあげる」事です。

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少しだけ時間をとってあげて、鏡の前で思いっきり抱きしめてあげ
その姿を見せてあげます。

すると、客観的に自分の姿を見て
恥ずかしい気持ちと満足する気持ちとで
長い時間せがまれません。

抱っこされている姿を鏡で見る子どもたちの顔は
ちょっぴり恥ずかしそうで、とても幸せそうで
私も大好きです。

これは赤ちゃんの頃から有効で、
赤ちゃんは鏡が大好きなので
「(興奮させすぎるので)赤ちゃんに鏡を見せるな」という言い伝えがあるほど
赤ちゃんは鏡に映る自分の姿が好きですよね。
さらに抱っこしている姿を鏡で見てもらと
満足感はさらにアップ♪しているように感じています。

子どもが抱っこをせがむときは、
バタバタしていて子どもを見ていない時だったりします。
なので、手を止めて一度しっかり抱っこしてあげた方が
その後がスムーズに進むことが多いんです。

大きな抱っこ魔に悩まされているママパパがいたら
試してみてくださいね。

8秒抱っこについてはこちら

【我が家の魔法の言葉】ご飯前に「おやつ食べたい」に数字で対応


2d6251330c27013c2cb6f2a7a24bb755_s私が息子に一番イライラする(怒ってしまう)のは
毎日毎日繰り返される
「順番のルールを破ろうとする」時のような気がします。
特に朝の順番のルールに関しては私のイライラ度も高くなってしまいます。

順番のルールとは
・お昼ご飯の前におやつが食べたいとねだる
・お着替えの前に外に行こうとする

・おもちゃを片付ける前に寝ようとする
のような
生活の中でやることの順序の事です。

特に息子はおやつの時間が大好きで
毎日おやつの時間を楽しみにしているのですが、
楽しみすぎるのか
朝から「おやつはまだ?」と聞いてきます。

これが毎日、一日のうちに何回も言われると
さすがに
「まだっていってるでしょ!先にご飯だよね!?」と怒ってしまいます。

でも何度言ってもまた翌日聞かれるので
言い方を変えてみようと思いました。

数字を使って
「1、朝ご飯 2、昼ごはん 3、おやつ 4、夜ごはん だよ」

するとこの方法は
息子にとっての魔法の言葉だったようで
顔がパッと明るくなり
「わかった!今は2だね!」とすっと理解してくれました。

その後も「おやつまだ?」と聞かれたら
「1、朝ご飯 2、昼ごはん 3、おやつ 4、夜ごはん だよ」
「いまは何番だ~?」
とクイズ形式にしました。

そのほかやってほしい事があるときは
「1お片付け 2お着替え 3お出かけ お願いします!」
もしくは
「1お片付け 2は何をすればいいかな?」
などと言うと
機嫌よくスッと次の行動してくれることがわかりました。

娘の方はこの言い方をしなくても順番を察することができました。
でも息子には
「お昼たべないとおやつはダメ!」
「いつもダメっていってるでしょ!」
など否定するの言い方は
おやつ=ダメ というように感じとってしまうのか
不機嫌になるきっかけになってしまうようです。
また
「もう少しだよ」とか
「あとちょっとで食べられるよ」
などの言い方は
逆に
「まだ?まだ?」と質問を多くさせていました。

入園したら朝の支度もやらなければいけないことがとても増えますね。
もし順番に悩んでいるママ・パパは一度試してみてください♪

 

 

 

 

【見守る?】子供の嘘にどう付き合う?【怒る?】

つい最近の出来事です。
小学校に入学した娘がたびたび嘘をつくようになりました。

夏休みの宿題に関してなのですが、
本読みの宿題をやっていないのに「やったからハンコを押して」と
言ってくるようになったのです。

「お母さん聞いていないよ?」と言うと
「向こうの部屋で2回も読んでたんだよ。だからハンコ押して」と。

一度だけではなく、夏休みの間数回続きました。

明らかに嘘だとわかる時、みなさんはどんな対応をしますか?

私は「困るのは自分だから」と思って
「今度からはお母さんの前で読んでね」と言ってハンコを押しました。

するとまた翌日
「お母さん忙しそうだったから向こうの部屋で読んだよ」と嘘をついて
きたのです。

味をしめてしまったのかもしれません。

嘘つきは泥棒のはじまり という言葉もあります。
嘘をつくのは良くない事ですね。

こんな時色々な選択肢があります。
・黙っている
・「嘘をついてるんじゃない?」と疑ってみる
・「本当に読んだの?」と聞いてみる
・嘘をついたことを叱る
・・・

私は娘の性格を考えて、まずは褒めてみました。

「お母さんが見ていない所でこんなに宿題するなんて
偉すぎる!!!なんて賢いんだろう。お父さんにも褒めてもらおうね!」
などと言ってあえて褒めまくりました。

こうすることで、逆に「嘘をついて褒めてもらえた」と癖になってしまう事も
あるかもしれませんね。

我が家の娘の場合は案の定ニヤニヤ・ふにゃふにゃし始めて
「本当は読んでないんだ」と耐え切れず教えてくれました。

「なんで嘘をついたの?」と聞くと
「死ぬほど退屈な宿題で好きじゃないから」「毎日やってもなあと思うから」と教えてくれました。

まだ娘は嘘をつきとおす、事まではできないようですが
年齢やその子の成長度合いによっても
いろいろな嘘があり、その度に親は対処に悩むのではないかと思います。
今回は「最初から嘘だとわかっている」パターンなので、後から嘘がバレた時とは
また異なりそうですね。

幼少期なんかは「トイレにもう行った!」と言ってすぐに
お漏らし・・・なんかがよくありました。
または「怪獣がいたから剣で倒した!」なんて夢と現実が混ざっているものもありました。

年齢が上がれば嘘の性質も変わってきて隠し事も多くなっていくでしょう。

私が子供の嘘に対してしていきたいのは
「その嘘をついたとき、自分がどんな風に困るか」のシュミレーション
を教えてあげることです。

そして嘘を隠すためにはまた大きな嘘をつかなければいけなくなっていくことも。

今回の嘘に関しては
正直・・・とても気持ちがわかってしまったので
怒らなかったのですが、もし嫌でも「やった」と
嘘はつかないで「つまらないから、やりたくない」と言ってくれた方が
みんなで考えられるんだよ?とお話ししました。
その方がいいんじゃない?と。

嘘を叱ることでより巧妙な嘘を育ててしまっては本末転倒なので
今はしっかりと話し合っていきたいなと思っています。

うちのヤンチャ息子にも効いた!「ママを〇〇してね」

運動会以降、走るのが大好きな息子
外に出るとピューっと走って行ってしまいます。

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2歳児でもそういう時期があったのですが
(ママの側から好きなものめがけて、遠くまでいってしまう)
今回の「走りたがり」は厄介で
なんせ速いんです。
私がサンダルなんて履いていると追いつけません。

公園なら良いのですが、
直線の道をみつけると「しめた!」とばかりに
飛んで行ってしまいます。

先日も手をつないで親子で散歩していたのですが、
「ちょっと良い道」を発見するなり
繋いだ手をパッと払って猛ダッシュしていってしまいました。

「危ない!止まって!」
「走らないで!」と叫んでも耳に入っていません。
私も走りますが、娘もいるのでおいつきません。
(そして私の体力もありません・・・)

あっという間に小さな点になるまで遠くに行ってしまい
道が複雑になる手前でストップして私たちを待っていました。
車が少ない道ですが、冷や汗をかきました
「危ないから走っちゃダメでしょ。車が来たらひかれちゃうよ。
ほかの人にぶつかってケガをさせちゃうかもしれないよ」
「走るのは公園にしよう」
と言い聞かせても
「ねえ!今 めっちゃ速かった!見た!速かった!?」
と全然聞いていません!!!!!!

先日男の子には「ヒーロー願望をくすぐる言葉」が良いとの
つぶやきを見てなるほどな~と思いました。

翌日、散歩でまた同じ道を通るときに
「ママとお姉ちゃんを守ってね!」
「ママとお姉ちゃんを守るために離れないでね」と
お願いしていた所

一瞬走り出しそうになって・・
「あ、守る約束してた~」とやめてくれました。

これは結構うちの子に効果ありかも!と

家に帰ってからも
「隊長!〇〇お願いします!」とか
「お片付け作戦実行します!」なんていうと
素早く動いてくれるんです。

お子さんの性格によると思いますが
うちの子には効果は抜群でした。

ちょっと演技っぽく言うとより喜んでやってくれます。
(隣でお姉ちゃんは呆れています・・・)

怒っている言葉は耳に入っていないのに
頼りにしている言葉なら入ってくるような感じ。
なんだか面白いですね♪

男の子のママ試してみてくださいね。

 

 

「子どもの前で絶対にケンカしない」ルールを破ってから

b153d921eb5be5fdf354d6052a8265cc_s夫が(妻が)大切な人だとわかっていても
どうしても許せない時ってありますよね。
そんなときに子どもが一緒にいたらみなさんはどうしますか?
・子どもの前ではパートナーの悪口は言わない
・子どもの前ではケンカしない
と決めている家庭も多いのではないでしょうか?

我が家はとある理由からこのルールを
とても大切にしてきました。
でも最終的にはこのルールをやめることになります。
その結果どんな影響があったか
我が家の体験をお話したいと思います。


絶対に子どもの前で泣かない・ケンカしないように

筆者が妊娠したとき、夫や義母に口すっぱく言われたことが
「(たとえまだ言葉を話せない赤ちゃんであっても)子どもの前で泣いてはいけない」
「子どもの前でケンカしてはいけない」
ということです。

実際に子どもの前でケンカすることへの悪影響は
様々なところで言われているので
私も「その通りだな、そうしよう」と心に決めました。

3歳の記憶が頭から離れない夫

なぜ夫や義母がそのルールにこだわるかといえば
自身の経験からです。
義母は不仲が原因で離婚するのですが
夫は大人になっても子どもの頃の記憶
ー夜中目を覚ますと両親の怒鳴りあう声がきこえて
今は起きちゃいけないんだ、と布団にもぐるけど怖くて寝付けないー
という記憶が悪夢になることがたびたびあり
夫自身も親の不仲が与える影響を感じていました。
その経験から自分のつくる家庭では絶対に子どもにそんな想いは
させたくないと強く思っていました。

子どもの前でールールは守るも、3年で離婚話に

その後妊娠出産し生活する中で、
生活習慣の些細な違いや
考え方の違いが起こりますが「子どもの前では・・・ルール」があるため
結局夜まで持ち越す・・・・
時間がたっているので、その時感じた気持ちをうまく伝えられない・・・
不満は残ったままだけど、もうどうでもよくなる・・・
そんな日々が続きました。

そしてそんなすれ違いが積み重なり、
最初の意気込みに反して結婚3年で離婚話に発展してしまいました。
その頃の私たちは本当に不仲で、お互いがいないほうが心が平和で
顔を合わせると行動や言動のひとつひとつに腹が立つ・・・
子どもはお互いにかわいがっていましたが、
夫婦とはなんて脆いつながりなんだろうと
結婚生活への絶望も感じていました。

たくさん話し合い、もう一度関係を修復することに

離婚届も用意したうえで、たくさん話し合いを重ね
私たちはもう一度やり直す選択をしました。
実際この頃はお互いに冷め切っていて
「子どもの親である」以外の繋がりはありませんでした。

お互いに再構築したい気持ちがあることが前提で
お互いの態度や考え方に納得がいかないときには
都度、なるべくその時に言う・・
ということを繰り返していきました。

すると恋人同士だったときはわからなかった事、
人格を形成しているさまざまなモノがやっとお互いに見えてきて
きちんと相手に聞いたうえで
「これは許そう」
「これはやっぱり許せない」など
納得がいかないときは
常に対話してきました。

私たちにとって必要だったのは
「仲がよさそうにふるまう」「幸せそうにする」ことではなく
こういった丁寧な対話の積み重ねだったことがわかりました。

その実感があったうえで、子どもの前で
無駄な言い合いをすることはよくないけど
仲が悪いのに繕うことには何も意味がないと実感したのです。

子どもの前で大ケンカすることもたまにあります

対話を積み重ねて、私たち夫婦はやっと夫婦になれた気がします。
自分にとってはどうでもいいけど、相手はこだわっていること
踏み入ったらいけないゾーンや
どういう状況になるとむなしさを感じるのか・・・
そんなことをやっとわかるようになってきました。
完全に冷め切っていた関係も、徐々に回復し、とても良いものになりました。
今では世の中で一番信頼できる人、一番安心できる人が夫です。

それでも、
やっぱり余裕がなくイライラしていたり
ちょっとした言葉や行動やすれ違いや勘違いで
お互い怒りが収まらない時があります。

そんな時は子どもの前でも大ケンカすることもあります。
子どもが悲しそうだったり、びっくりしたり
どうしようとオロオロする姿も見ます。

でも、「なんで怒ってるのかわからないけど両親不機嫌」という
状況も同じように子どもはオロオロし、心を痛めているはずです。
子どもの前でケンカをしてはいけない
子どもの前で泣いてはいけない
それはもちろん、そうならない状況が一番ですが
子どもたちはもっともっと敏感で
わざと寝たふりをして布団にもぐっていた3歳のころの夫のように
目の前でケンカしなくても気が付いているはずです。
早い段階でわだかまりを解決していったほうが
家族にとってプラスなのかなと思うようになりました。

子どもの前でケンカしたときは仲直りするまでやめません。
でも仲直りしたら、その後のフォローが大切です。

子どもの前でケンカした後は

みなさんも子どもに
「自分が悪いときは自分から謝りなさい」と教えているのではないでしょうか。
子どもの前でその約束を破るわけにはいきませんよね…
お互いに謝って仲直りした後は
必ず子どもたちにも謝ります。
「こんなことでケンカしちゃってごめんね、ママたち仲直りしたよ」
「不安な気持ちにさせて心配させちゃったね」
と。
気分を切り替えて、家族で楽しく過ごします。

私たちは「子どもの前で泣かない」
「子どもの前でケンカしない」というルールが
結果的には家族を苦しめていました。
そうなれない、理想の夫婦や親になれない自分たちを責めて
こじれていました。

本来ならそうできるのが一番だと思います。
そうできている夫婦はとても素晴らしいと思います。
でもどちらかがずっと我慢する関係はいつか壊れてしまうと思います。

完璧な親ではありませんが、
お互いに家族仲良くやっていきたい気持ちがあるなら
たまには子どもの前でケンカした泣いてもいいのかな、
なんて今は思っています。

 

夫の飲み会が許せなかったあの日・・でも今は?

61b27463142fcf60312916d22bfce4b9_s私の夫は飲み会大好き人間。
そして夫の会社の人たちも飲み会が好き。
飲み会に限らず会社の仲間たちととても仲良しでよく遊びに出かけます。

1人目の妊娠中はやや我慢していたものの
産まれてからポツリポツリと行くようになり
2時3時に帰宅したり遅い?(もはや早い?)時は朝の5時6時など・・・
月に1度は行くようになりました。

当時私は1人目の育児中で実家も遠く
夜中独りぼっちになり、幼い子供といるとふつふつと
怒りや悲しみがこみ上げました。

あーー私も遊びに行きたいな・・・お酒とか全然飲んでないな 

自分だけ遊んでずるくない?

夫の会社の人は夫に赤ちゃんが産まれたの知っててなんで誘うの?
夫の同僚も有罪だよね・・・

飲み会も仕事のうちなんて古い!夫の会社は古い!

周りの旦那さんはみんな育児してるのに家の旦那さんは!!

(・・・もしかして女の人に会いに行ってるのかな・・・)

(まさか浮気してる?!)

(こんなに可愛い赤ちゃんがかわいくないの・・・?)

(私に気持ちがなくなったの・・・?)

などなど途中からは完全に妄想も入ってきて
イライラするのと子どもの授乳で起きるのとで
全然眠れない日もありました。
「夫のせいで眠れない!!許せない!」と思っていましたが
当時夫が隣にいてくれても睡眠時間はそんなに変わりなかったと思います。
ホルモンの影響もあったと思いますし、
何よりも育児に慣れていなかったので不安だったんだと思います。

だんだん夫の飲み会を見送るときに目を見れなくなりました。
気持ちよく送り出せず、背を向けたまま「は~い 気を付けてね」と。
内心「行くなと言わないだけ私は偉いんだ」と思いながら・・・

しかし寝不足が続いたある日、ついに気持ちが爆発しました。
「赤ちゃんがいるのに飲み会に行くなんて!赤ちゃんがかわいくないの?」
「私だったら行けない、行こうとなんて思えない!」など
途中からは妄想も入り混じってのヒステリーです。

夫はポーカーンとしながら戸惑っていました。
話を聞き終わって
「わかった・・もう行かない」と言うと思ったのに・・・
「さびしい思いをさせてごめんね。それでも誘われた飲み会には行かせてほしい
その代り回数は減らすし当日中に帰ってくるよ」と。

夫の職場はTHE男性社会。私には理解できない部分も多かった。
結局回数を減らすのと帰宅時間を早くすることで話はまとまりました。

あの時は「家族より優先する飲み会なんて」と煮え切らなかったけど
今思えば月に1回以下の頻度、それ以外の時間はちゃんと家族を愛してくれていたのに、
私も余裕がなかったんだろうと思います。

娘が1歳を過ぎたころから、たまに夫に娘を預けて外出するようになりました。
大学時代の友人と話しているといつのまにか約束の時間を過ぎていたことも・・・
人にあれだけ言っておいて・・・
決して夫を愛していない、子どもを愛していないなどではなく
それとこれとは全然別次元だったことわかりました。
夫は「もっとゆっくりでいいよ」「用事があるときはいつでも行ってきていいよ」と
当たり前のように言ってくれます。
実は昔からイクメンでイケダンだったのかもしれないな~と今なら思えます。
あの時は全然思えなかったけど。


今子どもたちが大きくなって
「今週末は飲み会がある」と言われると内心ワクワクします。
夫がいないから・・・ではもちろんなくて
子どもたちと内緒のパーティの日です。

夫が一緒の日には絶対にやらない普段はできないことを子どもたちと計画します。
夜ごはんがパンケーキとか。
寝る部屋にテレビを持ってきて暗い部屋で映画鑑賞会
夕方5時にはすべてを終えて眠くなるまで絵本読み放題など。

あの時は夫がいない夜が苦しく悲しかった。
なんでいてくれないのの腹が立った。
でも今は笑顔で送り出すことができます。
あの時ももっと気楽でよかったんだ、
ご飯作らないでラッキー♪と
お惣菜でもよかったんだと思います。

そして私も「赤ちゃんが」とか「世間の旦那さんは」などと言わないで
私自身が不安でさびしかった事
ちゃんと夫に伝えればよかったな~なんて思うのです。