私が幼児と帰省するとき、周囲の方に渡したもの

掲載日:2016年07月29日

赤ちゃんや幼児と新幹線や飛行機で帰省するのは本当に大変です。
もちろん授乳やミルク・オムツ替えなどいろいろありますが
一番気になるのは周囲の乗客者に迷惑をかけないかではないでしょうか。

予定が決まっている帰省に関しては
座席予約ができるタイミングですぐに予約し
子どもがぐずった時やトイレなど何度も行き来しても迷惑の少ない
ドア近く、トイレ近くを予約します。
席は2人がけの席をなるべく予約したりなど
できる限りのことはします。

しかしながら、親族の不幸で急に帰省が決まった事がありました。
当日にチケットを取ったのですでに3人がけの席しか空いておらず
すでに通路側の席が埋まっていました。
ちょうど娘はトイトレ中で
オムツにはすることはできないけど、何回も何回もトイレに行く時期でした。

新幹線に乗る前から、通路側の席の方に迷惑がかかるのは
わかっていました。

座る前に一声かけようと思って新幹線にはいりました。
しかし、
新幹線に入ったとき、既に通路側には乗客が座っていたのですが
イヤホンで音楽を聴いていたのです。

こういう場合どうしたら正解なのか迷ってタイミングを逃してしまいました。
トントンと肩を叩いて
わざわざこっちに向いてもらい「これから迷惑をかけます」と伝えるのも
言いづらく、
でもいざ新幹線が走り始めて迷惑をたくさんかけてからでは遅いなとも。

その時、以前読んだ記事を思い出しました。


記事原文
生後14週間のふたごの赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る夫婦が
乗客全員にこのようなものを配ったというエピソードです。
article-2197969-14D22401000005DC-219_634x473”こんにちは! 私たちはまだ生まれて14週間の双子です。
飛行機に乗るのは今日が初めて。お行儀よくするように頑張るけど、もしも落ち着かなくなったり怖くなったり耳が痛くなったりして迷惑かけたらごめんなさい。ママとパパ(別名:歩くミルクマシーンとおむつ交換機)が耳栓を用意しているから。ぼくたちは20Eと20Fの席にいるから必要な時はいつでもどうぞ。素敵な旅を!”

写真は記事より


私は持っていた附箋にメッセージを書いて
車内販売でガムを買って貼りました。gam2(写真は再現です)

隣の方に渡すと、ちょっと驚いていましたが
「大丈夫です、いつでも言ってください」と返してくれました。
改めて「ご迷惑おかけします」と伝えました。

その後すぐにイヤホンをはめてしまいましたが、
子どもがトイレにいくためにごそごそ立ち上がると
すぐに気が付いて立ち上がって道をあけてくれました。

降りるときに、
子どもに向かって「良い子で偉かったね」と声をかけてくれ
私にも会釈してくれました。

その後同じように
新幹線や飛行機で相席になった場合
このようにメモとちょっとしたガムなどを用意しておくようにしました。
もちろん受け取ってくれない方もいますし
子どもが相席だと露骨に嫌な顔をして挨拶さえ無視する人もいます。
でも事前に声をかけないよりもお互いに良いという実感があります。

「気を使ってくれてありがとう」
「こんな風にしてもらってうれしい」と逆に声をかけていただいた事もありました。

ガムやメモは声をかけるためのきっかけになり
あまり声をかけるのが得意ではない私にとっては
良いツールでした。

子育て中はどんなに注意しても周囲に迷惑をかけてしまうものです。
子育て中の迷惑はかけても構わないという意見もありますが
そうでない人の方が多いでしょう。
私はこのひと手間でずいぶんと気が楽になりました。
私が落ち着いていると娘も落ち着いて乗車できるようになりました。
迷惑をかける前に先手を打つことは非常に大切だと思っています。

みなさんの旅の参考になれば幸いです。