一人目を出産して一年に一度実家に帰ると
よく母親から「気にしすぎだよ」
「そんなに気にしてたら子供だって気がやすまらないよ」なんて
言われてムカムカ腹が立っていました。
そりゃあ何もわからない所からスタートする育児。
もちろん母親教室などで習ったこともありますが
すべて思い通りに行きません。
「うちの子って他の子と違うのかも?」と不安になり
ネットで調べるなんてことをよくやっていました。
今考えれば
「うちの子って他の子と違う」のは当たり前なんですが
例えば全く寝ない日が続くと
「他のみんなはだいたい3時間くらいは寝てくれるという」
何か病気なんじゃないかとか、私の何が悪いんだろうと
不安になったり腹が立つばかりでした。
こういった
「子供の平均値」みたいな情報には
1人目がある程度大きくなるまで不安になり悩まされていた気がします。
逆に2人目は体格が平均値から大きく外れていることで
病気がわかったので
平均値というか記録をつけることはある程度必要かなと
思っていますが
この不安だった時期の私の育児も不安そのものでした。
いわゆる「先回り育児」とでもいいましょうか。
子供が集中して一人で遊び始めても
(こんな時って自分が何かをするチャンスなのに)
目が離せなくて隣にいて言葉をかけたりする事が続きました。
今は子供が集中しているときに
声をかけるのって勿体なかったなと思っています。
例えば
一生懸命何かを触って確認して集中しているときに
「楽しい?」「それはなんだろうね?」なんて
声をかけることを
逆に心がけていました。
この辺のコミュニケーションを取る事と見守るバランスが
私にはうまくできませんでした。
2人目は1人目に比べてバタバタ忙しく
隣でじいっと見守るなんてことが物理的にできなかったために
ハッと気が付くと「ずいぶん集中して遊んでいたんだなあ」なんて
感心したりしていました。
もし今だったら
子供が何に集中して遊んでいるときは
後ろから声をかけたりしないと思います。
(イタズラである可能性も高いのですが・・・)
私には弟がいるのですが
弟が何か集中しているときにちゃちゃを入れようとすると
母に
「今は自分の世界で一生懸命遊んで考えてるから、ひとりにしてあげてね」
と言われていました。
それって大切な事だったんじゃないかなあと今は思います。
でもその当時は出来なかったんだからもう仕方ない事なのですが
子供が入学して大きくなった今でも
そこは心がけています。
何かに集中している時は大きなケガにつながる事以外は
先回りして声をかけない。
先日も子供たちがお裁縫をしていて針で指を刺しましたが
「針で刺すからやめないさい」「まだやるのは早いよ」と先回りするのは簡単で
そういってあげれば針を刺して血が出ることは事前に防げるのですが
血がでて痛いなあと思う事も大切な経験なんじゃないかと思っています。
これから先変わっていくかもしれませんが
今はこんな所に落ち着いています。