お友達夫婦の離婚…子供にどう伝える?

掲載日:2018年10月5日

ここ最近我が家は少し暗いムードでした。
家族ぐるみでお付き合いさせていただいているご夫婦が
離婚することになり、その間に入って少しバタバタとしていました。

子供が赤ちゃんの時から家族ぐるみで仲良くしていたご夫婦だったので
二人が疲れた顔で我が家にやってくるのを見ては
子供も「何かあったんだな?」と察していたようです。

でも我が家の子供たちは
「どうしたの?」
「何かあったの?」と無邪気に聞くタイプの性格ではなく
「今は何も言っちゃいけない時なんだな」と察して我慢するタイプの
性格なので小さなストレスが溜まっているのを感じていました。

私たち夫婦としても離婚が決定するまではなんとか誤魔化してきたのですが
法律的にも離婚成立してから
子供に言うか・言わないか
ギリギリまで悩んでいました。

夫婦で何度も話し合い、私たちは子供たちに説明する選択をしました。

「最近よく〇〇君と〇〇ちゃんがお家に来て話していたと思うんだけど、
実は二人は離れて暮らすことに決まったから、
今度会う時は別々に会う事になったよ。」

子供たち「そうだったんだね~…」

「最近はずっとこのお話があったから(子供たち)二人には気を使わせて
しまったね。でも〇〇ちゃんと〇〇くんはよく話し合って決めたから、心配しなくて大丈夫だよ。

子供「でも教えてもらってよかったよ。
だって知らなかったら、〇〇君は今日はどうしたの?とか
〇〇ちゃんはなんでいないの?って聞いちゃうかもしれないもん」

「そしたら聞いたみんなが悲しくなっちゃうかもしれないから、
〇〇くんは違う家で元気にしてるんだな、って知ってるだけでそれで安心できる」

子供「教えてくれてどうもありがとう」

夫「ちゃんと聞いてくれてありがとう」

 

特に「こういう話はほかの人に言いふらさないでね」などと
言いませんでした。
会話の中でこの子たちは大丈夫と思えたからです。

実際、この子供に伝えた事がどう作用するのかはまだわかりません。
言ったことを後悔してしまうかもしれません。

でも先日女性側とだけ会ったときは
子供たちは何一つそんな話は口にしませんでした。
むしとまた会えた喜びを感じているようにも感じました。

死や離婚など子供に説明するには難しい問題がたくさんあります。
年齢によっては嘘をついたり誤魔化しておく方が良い事もあると思います。
また説明してしまったことで子供が傷ついたり、誰かが傷つくこともあると思います。
今回説明するにあたってもちろんご夫婦の了承も得ておきました。

私たちとしても「親しい友人の離婚について説明する」のは大きな決断となりましたが
今はきちんと話しておいて良かったと思っています。