「どこかに連れて行かないと可哀想」と思っていた私に娘から一言

掲載日:2018年08月10日

今年の夏休みもほとんど遠出はできませんが、
親子で楽しい時間をたくさん過ごせたらいいなと思っています。

15744みなさんは夏休みいかがおすごしですか?
みんなでどこかに出かける家族も多い一方で
日常となんの変わりもない、「家族が全員揃わない」
「どこにも行く予定がないor行けない」
家庭も同じくらいあるのではないでしょうか?

我が家もずっと後者でした。
お盆はもちろん、こういった連休に夫が休める仕事ではなかった事と
私が車の運転ができないこと、
親族も近くなかったので
小さな子どもたちを連れてどこか遠出をするのは
本当に大変な一大「作業」でした。
楽しみではなくて、大変・・・これが本音です。

でも私の頭にあったのは
「どこかに連れて行ってあげなきゃ、うちの子が可哀想」
「他の家庭は色々な場所に行き、
いろいろな経験をしているのに家はそれができないなんて可哀想」
この出自不明の気持ちでした。

特に連休中などはどこも混み合っていて
ふたりの小さな手を引きながら、歩いたり
動物園や水族館では混んでいて前が見えず
交互に肩車をさせて見せてあげたり・・・・・
前日から用意、早朝お弁当の準備で
実際の行楽タイムではヘトヘト・・・・
「でも、子どもが喜んでくれるなら!私は大丈夫」と言い聞かせていました。

電車や自転車でたくさんのところに連れて行ったと思います。

でも
朝からバタバタして、出先でも子どもたちが言う事を聞かず
しまいには目的地に着いたら眠いと言い出す・・・
「もう!この子たちのために来てるのに!」
そんな風にイライラしてしまうこともありました。

そんな時に娘が
「どこにも行かなくてもいいよ。みんなが楽しいのが良い」
と言いました。
衝撃的でした。

私はいつもいつも「私は楽しくなくても、子どもが楽しいならいい」
思っていました。
だから楽しそうな施設、イベントには一生懸命連れて行きました。
でもそれで「お母さんたいへんそうだな」「お母さんつまらなそうだな」
と幼い娘に気を遣わせていたのです。イライラ怒っては本末転倒です。
情けないと同時に、娘に感謝しました。

家族ででかけるうえで大切な事だなと思い出したのです。

そんな言葉を貰ってから・・・
我が家の休日はたまーーーーに遠出するだけで
基本的は近所の公園で遊んだり
家で少し大がかりな工作をするくらいです。
そのかわり
「この休み中になにする?」とみんなで目標を立てています。

・水泳で5m泳げるように!とか
・折り紙が上手に折れるようにとか
・美味しいパフェを食べにいくか、作る!とか
・ママが2キロ痩せる!とか
・動物の写生をしてみたい、とか
・恐竜の名前を憶えたいとか

そのためにどこか行こうか、今日は家にいようか
と考えるようになりました。
恐竜の名前を覚える方法は博物館にいくだけじゃなくて
図書館で本を探しても
DVDを借りに行ってもできることです。
子どもや自分のコンディションで「どうやるか」決める。
この方が私たちにはちょうど良いみたいです。