食中毒対策のキホン

掲載日:2017年05月9日

簡単にできる、食中毒に有効な習慣を紹介します。

食中毒を防ぐためには、「菌をつけない習慣」「菌を増やさない習慣」「菌を殺す習慣」をもって、料理をすることが大事です。

菌をつけない習慣

  • 包丁とまな板は用途で使い分けしましょう

肉用、魚用、野菜用で包丁とまな板を使い分けしましょう。まな板シートなどを活用しても良いでしょう。
また、ひとつのまな板を使いまわす場合は、野菜→肉→魚の順番で使いましょう。

  • ふきんは湿ったまま放置せず、こまめに取り替えましょう

細菌は25℃~30℃で増殖しやすいと言われています。この温度で放置されがちなのが、生乾きのふきんです。ふきんは使用後きちんと洗い、乾かす習慣をつけること、こまめに取り替えることを習慣づけましょう。

菌を増やさない習慣

  • 冷蔵庫の温度設定を確認しよう

冷蔵室は10℃以下、冷凍室は-15℃以下を維持しましょう。外気の温度が上がってくると冷蔵庫の密閉が悪かったり、詰めすぎなどが原因で、冷蔵庫内への影響も出てきます。今一度温度を測ってみましょう。

  • すぐに低温保存しよう

買ったもの、残ったおかずはなるべく早く冷蔵庫、冷凍庫で低温保存しましょう。温かいものは粗熱がとれたらすぐに冷蔵庫に入れます。温かいうちに冷蔵庫に入れてしまうと、庫内の温度上昇に繋がりますので絶対にやめましょう。

  • 卵の殻は放置せずにすぐに捨てましょう

最近は対策済みのものも多く出回っていますが、殻の表面にサルモネラ菌がついていることもあります。増殖に繋がりますので、割った殻はすぐに捨てましょう。

菌を殺す習慣

  • 調理器具は熱湯消毒をしよう

肉、魚、卵などを使った調理器具は洗剤でよく洗った後に熱湯をかけて殺菌しましょう。

  • 加熱用食材はしっかりと加熱しよう

食材の中心部が75℃以上で1分以上加熱することを意識しましょう。魚は骨が身からはがれにくい場合は加熱不足のサインです。肉は爪楊枝等で中心部を刺した際に、肉汁に色がついていたら加熱不足のサインです。

これからの季節、食中毒対策についてシッカリとした知識をもってお料理をしたいですね。

このほか、しっかりと正しい手洗いはもちろん大事ですので、しっかり手洗いした上で上記の習慣を見直してみて下さいね。