蚊に刺されたら冷やすの?温めるの?【子供が痒がる時】

掲載日:2017年05月27日

この季節になると、真っ先に狙われる子供の肌・・・
蚊の季節がやってきました。
虫よけをしていても、汗をかきやすく体温の高い子供たちは
公園で遊んでいるとあっという間に刺されていることも・・・

では、蚊に刺された時
「温めるといい」という話と「冷やすといい」という話があります。
まったく逆の方法ですが一体どちらがいいのでしょう?

蚊に刺されても通常自然と治っていきますが、
掻きこわしてしまうと治りも遅く、化膿してしまう事も。
また、掻けば掻くほど痒みが増してしまいます。
子供が痒くて眠れない時など「温めるか」「冷やすか」対処法をご紹介します。

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蚊には2種類のアレルギー反応がある
蚊に刺された時、蚊の唾液に含まれる成分によって
①即時型アレルギー②遅延型アレルギーの2種類の反応が起こります。
①即時型アレルギーは刺されてすぐに出る反応で赤く腫れます痒みがでます。
②遅延型アレルギーは刺されてから1~2日後に出る反応で腫れと痒みがでます。

赤ちゃんや子供は皮膚が薄く弱い上、
アレルギーが強く出やすい傾向にあります。
大人のより痒がったり、赤く腫れるのもこのためです。
また②遅延型アレルギーの反応が長いのも特徴です。
大人は我慢できる痒みでも、子どもはそれ以上に痒みを感じている
可能性があります。

では刺された後の対処ですが
刺されてすぐ→温める
刺されて時間がたった時→冷やす
方がよいといわれています。
でも実際は?

「温める」程度では逆に痒くなる!
痒みを引き起こす原因となる「ヒスタミン」を分解できる温度は
50℃以上と言われています。
しかしながらまだ弱い子どもの肌に
50℃以上の熱を加えるのは危険です。
大人が試しても結構「熱い!」と感じます。
逆に30~40℃程度のお湯や熱だと
血流が促進して痒みが増してしまいます。
温める方法が効くという方も多くいるのは事実ですが
子どもには不向きな方法と言っていいでしょう。
試す場合は大人が試しましょう。

>>ちなみに・・・・
夫婦で蚊に刺されたあと「熱する方法」を試してみました。
あぶった金属製のスプーンを患部に当てるという方法です。
熱すぎたり、熱くなさすぎたり
温度の管理が難しく手軽ではありませんでした。
あまり温すぎると意味がなく、熱すぎるとやけどしてしまうので
方法としてはドライヤーが手軽なのかなと思います。
夫は熱することで痒みが引いたと感じたそうですが
かなり我慢したようです。
私はぬるすぎたのか、余計に痒くなってしまいました。

無難な方法は「冷やす」
肌を冷やすとアレルギー反応を抑えられ、
かゆみや腫れも抑える効果が期待できます。
タオルに巻いた保冷材などで患部を冷やしてあげましょう。
公園など外出時は水に濡らしたタオルを当てるだけでも
違います。

ティーツリーの精油を1滴塗る方法も
通常精油は肌に直接塗ることはできませんが、
ティーツリーとラベンダーのみ例外とされています。
(ただし少量に限ります)

中でもティーツリーの精油は虫刺されに効果があるとされています。
綿棒で精油を取り、患部に少量塗ります。
1歳以下の赤ちゃんへの使用はパッチテストを行うなど
注意してください。

無意識に掻いてしまう場合は保護してあげる
もし無意識に掻きむしってしまうような場合は
テープなどで患部を保護してあげましょう。