もち麦とおし麦の違いは?

掲載日:2018年01月28日

ここ数年人気のもち麦。
スーパーのお米売り場でも手軽に手に入ります。

我が家は子どもの頃から「麦ごはん」がよく出てきましたが
私は大嫌いでなかなか食が進みませんでした。
今は大好きなんですが、子どもの頃はあの独特な食感が苦手でした。

さらにプチプチと存在感があるのが「もち麦」。

「もち麦」と「おし麦」の違いについてご紹介します。

 

●もち性とうるち性
大麦に含まれる
デンプンに粘り気が多いのがもち性の「もち麦」、
粘り気が少ないのがうるち性の「うるち麦」と呼ばれます。この
うるち麦を精麦して潰したものが「押し麦」です。

どちらもおなじ大麦です。
もちもち食感の理由はでんぷんの構造の違いによるもので、
「うるち麦」はアミロースとアミロペクチンの2種から構成されていますが、
「もち麦」はアミロペクチンのみで構成されています。

●食物繊維
大麦の食物繊維量が豊富です。
100gあたりの食物繊維量は9.6gもあります。
玄米は3.0g、精米は0.5gとなっています。
(日本食品標準成分表より)

●栄養素
ビタミンB1、B2、B6などのビタミン群、鉄、亜鉛、パントテン酸、ナイアシン、
葉酸などが含まれています。
もち麦は外皮を残してあるので、精白してしまう押し麦よりもβ-グルカンを多く含んでいます。

●炊いてみると?
我が家では白米に2割ほどまぜて炊く事があります。
もち麦を白米に混ぜて炊いてみるともち麦を入れたご飯はプチプチと存在感があり
よく噛む習慣がつくと思います。
ただし夫はかなり苦手なようで「入れないで欲しい」と言われます・・・
押し麦のご飯はサラッと食べやすいみたいです。
子供たちは好んで食べてくれているようですが我が家では白米に混ぜるよりは
スープに入れる事が多くなっています。