【真っ黒】マイタケの色写りを防ぐ方法やNG料理は?

掲載日:2017年04月23日

価格が安定していて年中国産品が手に入りやすいキノコたち。
なかでもマイタケ(舞茸)は私の大好きなキノコです。

でも色々な料理に使ったが故に知った失敗も。

今日はマイタケについてご紹介したいと思います。

●軸ごと全部食べられる無駄のないキノコ♪

マイタケは軸がないので、根元まで食べることができます。
また包丁で切らなくても手で裂くことができて
扱いやすいキノコです。

●水溶性の栄養素を持つキノコ♪ 煮込むと真っ黒に。

マイタケのうまみや栄養素は水溶性のものが多くなっています。
そのため、下茹でするとうまみや栄養や色素が逃げてしまいます。

マイタケの黒い色素の正体は「ポリフェノール」。
このポリフェノールが水溶性のため
マイタケを煮込むと煮汁が真っ黒になります。

ポリフェノールには
・動脈硬化を防ぐ
・血液をサラサラにしてくれる
・抗酸化作用
・ホルモン促進作用
などの効果があります。

また、マイタケには
MXフラクション・MDフラクションという水溶性の栄養素があります。

MXフラクションはキノコの中ではマイタケだけに含まれていて
体内や血液中の脂肪量を減らしてくれる効果があり
生活習慣病の予防に効果的とされています。

MDフラクションは免疫力活性化に効果があります。

こういった素晴らしい栄養素が
下茹でするとすべて出てきてしまいます。
灰汁だと思って捨てないでください。
ここに栄養が詰まっています♪

●じゃあ料理が黒くなりにくい調理法は?

キノコは天然の旨味成分をふんだんに持っているため
通常は水からゆでるとおいしいとされています。
でもマイタケは水から茹でるとほんとうに真っ黒!になります。

・短時間加熱で最後に加える

もしくは

・黒いのは当たり前なので、醤油ベースの味付けにする

といいでしょう。

ですので白い料理(シチューやグラタン・クリーム煮)などに使用すると
全体的に灰色な仕上がりになります。
お子さんがこういった見た目を嫌がる場合は
白料理にはマイタケは避けましょう。
ちなみに味はもちろん最高です!

でも黒い色に栄養があることを教えてあげてくださいね♪

●茶碗蒸しにはNG!

私が過去経験した失敗です。
茶碗蒸しにマイタケはNGです。

なぜならば、どんなに加熱しても卵液が固まりません。

後から調べたところ
マイタケには「タンパク質分解酵素」が含まれており
卵のタンパク質が固まるのを邪魔してしまいます。

下ゆでしたマイタケを使えば、茶碗蒸しはちゃんと固まります。

●「タンパク質分解酵素」で肉がやわらかくなる

茶碗蒸しには向かなかったマイタケですが、
タンパク質分解酵素を持っているので
お肉と一緒につけて置くとお肉が柔らかくなります♪

食材の長所を活かして料理したいですね
参考にしてみてくださいね~