入園・進級・入学前の不安定な気持ちをキャッチ

掲載日:2018年04月3日

皆さんのお子さんはこの時期
どんな様子でしょうか?
我が家は毎度恒例甘えん坊です。
後は思い出したように爪を噛み始めたり。
もうこの時期は仕方ないと思っています。

今までは繊細なタイプの娘の方がこの時期心の変化が
大きく出ていました。
クラス替えや卒園・入学など
寂しさと緊張と期待でフワフワ落ち着かない感じ。
寝つきが悪かったり、普段できることができなくなったり
甘えん坊でひっついてきていつも以上にスキンシップを
求めてきたりしていました。

加えて今年は息子の方もそんな感じです。
卒園・入学が控えている息子。
とにかく卒園するのが寂しいようです。

先日息子の寝つきが悪くずっとガサガサ動いているので
少し叱ったのですが
「実は僕、心配な事があるんだ」
と話し始めてくれました。

息子は持病により体が平均よりも細く小さく
1学年下の子たちとちょうど同じくらいのペースで
成長しています。

「幼稚園は優しい子ばかりで、馬鹿にする子はいなかったけど
小学校で知らない子たちに馬鹿にされたらいやだなあ」
「小学校で背が小さいのが自分だけだったらどうしよう」

ここ最近しきりに
「僕、小学生に見える?」
と聞いていたのでよほど入学が嬉しいのかと思っていました。
実はその逆で
「小学生に見える?」と私に確認していたんですね。

持病や早生まれのわりに
あらゆることをそつなくこなしている息子ですが
不安を感じていたんだなあと
ハッとさせられました。
「大丈夫だよ」となだめてあげましたがなかなか安心
できないようでした。

翌日娘にこのことを話してみました
すると
「体が大きい子も小さい子も、足がめちゃくちゃ速い子も運動が苦手な子も
計算が早い子とか絵がうまい子、いろいろな子がたくさんいるから
大丈夫だよ。小学校楽しいよ」
「最初のうちは荷物もお姉ちゃんが持ってあげるから
一緒に登校しようね」

現役小学生のこの言葉に息子はだいぶ安心したようでした。
「こう言ってね」と口裏を合わせなくても
スッと安心させる言葉が出てきた娘の心も
この一年でとても成長したように思いました。

環境が新しくなるこの時期
大人も子どもも期待と不安でいっぱいです。
素敵な春を迎えたいですね。