みなさんは「8秒抱っこ」ってご存知ですか?
子どもが抱っこに満足する最短時間が「8秒」とのことで
たった8秒でもぎゅう~と思いっきり子どもを抱きしめてあげることで
親子の絆が深まるというものです。
乳幼児期は抱っこ星人(おんぶ星人)だった子どもたち。
正直なところ「少しで良いから離れてほしい」といつも思っていました。
でも少し大きくなって入園すると
今度はまた新たな悩みが出てきます。
空気を読んで我慢することができるようになってきた子どもたち。
親としてはありがたい事がほとんどなのですが
今度は「寂しい」「もっと甘えたい」
なんていうSOSに気づきにくくなっているのも事実です。
「あ、そういえばたくさんお話したけど一回も抱っこしていないな」
という日が増えてきました。
乳幼児期には想像もできなかった事です。
そんな時、園からのお便りで知った「8秒抱っこ」。
8秒というのは「8秒でなければダメ」というわけではなく
「たった8秒でいいから」という意味合いだと思います。
それより長くてももちろん満足感を得られると思いますが、
長すぎると今度は毎日続けるのがお互いに負担になってくるのかもしれません。
そういう意味で「8秒」ってとっても絶妙な時間で、
片手間ではできないので、一度何かの作業を中断して
抱っこだけに専念する必要がありますが
「作業が中断されてイライラする」ほど長くはありません。
大人でいうとちょうど深呼吸1回分くらいの長さらしく
大人も子どもを抱っこすることでリラックスしたり
気分転換になるみたいです。
私は「毎日これをやる」。
と日課を決めるのが苦手で
やったほうがいいとエビデンスがあったとしても
「毎日しなきゃ」と思うととても嫌になってしまいます。
ですが、珍しく「8秒抱っこ」は続いています!
なぜならば、子どもが毎日催促してくれるからです!
1日1ページひらがなワークをやろう!
なんて決めても、たぶんうちの子たちは
「今日はワーク忘れてるよ」なんて催促してきません。
恥ずかしながら親子で忘れてしまうタイプです。
とにかく気持ちよくて、「8秒抱っこ」が好きだから
忘れずに催促してくれているのがわかります。
効果のほどは・・・?
「賢くなった!」とか「やさしくなった!」とか
「落ち着いている!」
など目に見えてすごい変化があるわけではありません。
落ち着きはないですし、兄弟ケンカだってします。
でも、「8秒抱っこ」をねだりにきてくれる子どもたちは
たまらなく愛おしく、「8秒」では物足りないとおもう位
抱っこしていたくなります。
ですので、子どもの変化
よりも
私の変化
の方が大きかったような気がします。
特に上のお姉ちゃんは私がバタバタしていれば
我儘をいったりすることはありません。
でも、うっかりずっとバタバタしてしまい
お姉ちゃんが甘えられる時間を最近作ってあげられていませんでした。
「聞き分けの良い子ほど大変」
と言うのは最近感じつつあります。
私が娘の聞き分けの良さに甘えてしまう事が多々あり
「お姉ちゃんもまだ6歳なんだよなあ」と反省することも。
そんな日々の課題を解消できたような気がします。
そしてひとつ、兄弟の性格のちがいでとても面白い事を発見♪
上の娘は「先に〇〇(弟)くんから抱っこしていいよ」と
弟に先に抱っこするように譲ります。
息子はすぐに「じゃあ先にやるー♪」と抱っこしてきます。
娘に「〇〇(娘)ちゃんが先にやっていいんだよ?」というと
「だってもったいないんだもん~」と言うんです。
ショートケーキのイチゴを先に食べるか後に食べるかと同じです。
ケーキのイチゴのように
私との抱っこを楽しみにしていてくれるという事は
とても嬉しいです♪