資格なしママの就活日記「子どもが熱が出たらどうしますか」

掲載日:2017年02月17日

産休中・育休中ではなく仕事を一度やめて、出産育児をしていたママは
だいたい何時ごろから仕事を再開しようと考えていますか?

私の子どもたちが通う幼稚園は
フルタイムで働くママはかなり少ないものの
パートママはもちろんいます。

でも今は育児に専念しているママにそんな質問をすると
「子どもが小学生に入った位から」
と答える事が圧倒的です。

何を隠そう私もなんとなくそう思っていました。
「子どもが小学生になったら‥‥」

でも現実は全然甘くなくて
「資格なしママ」+「実家が遠方ママ」の就活が
これだけ大変なのかと思い知っている所です。
そして「小学生になったら」の落とし穴も。

この就活日記はパートの募集チラシからハローワークまで。
はたまた「自分はなんで働きたいんだっけ?」という根本まで
遡るリアルな(まだゴールのない)就活日記です。


第一話

自分にピッタリな仕事を発見!その面接日に・・・!

 

先日トホホすぎる体験をしました。
またいつものように地方紙や求人チラシ、ネットで仕事を探します。

そもそも私の探している仕事の条件は最初はこんな感じでした。

・パート勤務
・主に午前中(8時30分~14時)子どもが学校(園)に行っている間
・土日祝休み

私は夫も勤務が色々で土日に出張や休出が入ることもしょっちゅうです。
例えば「土曜日の午前中は旦那さんに子どもを見てもらう」という事は
難しい状況です。

また、実家は遠いので子どもが休みの日にお願いする先もありません。
ファミリーサポートセンターや
土日でも子どもを預かってくれる託児所は登録したり、問い合わせも
し県内の病児保育も抑えていますが
なるべくなら子どもが休みの日は自分も休みにしたいと考えていました。

しかしながら、上記の希望条件は意外と厳しいものがあります。
求人がたくさん出ているサービス業・接客業は多くは土日祝の出勤が
必要です。
私が上記にあげた条件はまさに子どもを持つ母親の激戦区。
思ったよりも求人が上がってこない上に、
資格あり・経験あり・近くに親ありのママたちが採用されやすいので
私は驚くほど採用を蹴られていました。

そんな中、まさに私のためなんじゃないかと言うくらい
ピッタリな求人を見つけたのです。

時間や勤務などの条件はもちろん、私の興味のある業界で
前職の経験も活かせそうでした。

「これは運命だ!」と確信しすぐに採用窓口へ電話をしました。

電話口で「これはイケそうだ」と確信が持てました。
採用担当の人からも
「あなたのような人待っていましたよ~」なんて嬉しい言葉が聞けて
不採用が続いていた私は期待で胸が膨らみました。

15分位簡単な質問が終わった後で
「そういえば、お子さんが病気の時どうしますか?」と。

ファミリーサポートや近所の病児保育の医院を説明すると
「ああ、見てくれる親族の方 いらっしゃらないんですね…」と
明らかにトーンが下がってしまいました。

でも何とか面接まで行きたい!
そう考えた私はハローワークのママサポーター員さんの言葉を
思い出しました。(このアドバイスについては次回以降詳しく
書きます)

「見てくれる人はいませんが、こちらとしては出来ることを
やって準備しています。
そして去年も園を休んだのは一年で一回だけです」と。


面接に何を着ていこうかなどバタバタ考えながら
面接日を迎えました。

面接時間は10時から。
もう万全の準備をして家を出ようとしたとき

ピロリロリン♪ピロリロリン♪

 

まさかの幼稚園からの着信です。

出たくない・・・
でも出るしかない。

電話に出ると
「(娘)ちゃんが今吐いてしまって、職員室で休んでいるので
迎えに着てあげてください」と。

なんで今日?
なんで今?

パニックになりながらまずは「迎えに行きます」と。
次に先方に電話してひとしきり謝った後「面接日をずらしていただけませんか?」と。
もしかしたらもっと最善の策があったのかもしれませんが
当時の私にはそれがやっとでした。

電話口の採用担当の方のガッカリした声…。
私だって半べそでした。
申し訳なくて、なんでこんな時に…。
朝は元気に踊っていたのに…。
あと1時間遅ければ面接も終わっていたので…。

同時に「やっぱりこういう事が起こるんだ」とも。
娘は幼稚園で大流行中の胃腸炎でした。
真っ青な顔だった娘も夕方にはほとんど元気になっていました。

結局、別日に設定してもらった面接も
「子どもについて」がメインの質疑になってしまい、不採用に。
でも
「もう少し子どもさんが大きくなられたら、もう一度受けてみてください」との
フォローもいただきました。
やっぱり、当日1時間前のドタキャンはかなり響きました。
(そりゃあそうだよね・・・)

家で落ち込んでいると娘が私に一言
「私のせいでママお仕事おちちゃってごめんね」と。

「そんな事言わないで良いんだよ、何も悪くないからね。」と抱きしめながら
娘にそんな事を思わせてしまう事
運命だと思った会社にフラれてしまった事
やっぱりやっていけないよ、と弱気になったり
子どもにこんな思いをさせてまで今仕事を探す意味あるのかな?と
色々な感情がめぐりました。

運命だと思っていた仕事は運命じゃなかったのか
はたまた
あの時、もっと機転を利かせて運命にするべきだったのか

資格なしママの就活はまだまだ続きます。