GW、バーベキューやキャンプなどアウトドアを楽しむ家庭も
多いはず。
うちの息子は既に蚊第一号に刺されました!
びっくりです。
温かくなってきて様々な虫の活動期がやってきました。
また、肌の露出が高まる時期でもあり、虫に狙われる危険も高まります。
子供と公園遊びに出る機会や山や川、キャンプなどへ出かける機会も増えるこの時期、今回はどのような虫に気を付けたいか、どのような対策が有効か紹介したいと思います。
気を付けたい虫
ヒトスジシマカ
一般的にいわれる「やぶ蚊」の仲間で、デング熱の媒介蚊として有名になったもの。国内で普通に生活している中で、デング熱に感染することはほとんどないと言えるものの、海外への渡航や外国人が多く集まる公園では注意が必要。
普通の蚊と同様に虫よけスプレーで防ぐことができます。
セアカゴケグモ
国内でも広く確認されているオーストラリア原産のクモで、黒色で赤い帯があるのが特徴。側溝、網蓋、ベンチの裏、公園の水道などで見かけられることが多いため、見つけた場合は触らない、公園等の管理施設の場合は管理事務所に伝えるとよいでしょう。万が一かまれた場合、医療機関での受診が必要です。可能であれば、殺虫剤で駆除したものの実物、または写真を撮って持参すると良いでしょう。
神経毒の影響で次第に痛みが強くなるのが特徴です。
マダニ
1~5mmくらいの小さな体長が吸血後は1cmくらいに膨れ上がり、目視で確認できる程度になります。野山や畑、公園の草むらなどで植物の葉先などに身を隠しており、植物に触れたときなどに衣類へ移動、お腹や太もも、脇などの柔らかい皮膚にかみつき、1週間ほど吸血を続けます。痛みやかゆみがないため、かまれていることに気付かないことも。万が一かまれた場合、無理に引きはがすと、頭部や口が肌に残ってしまうことがあるため、早めの医療機関受診が必要です。肌の露出を少なくし、野山や畑、草むらから帰った衣類はよくはたくなど、かまれないようにする対策が必要です。
チャドクガの幼虫(毛虫)
体中に毒針毛がある毛虫。触れるだけでかゆみの強い赤斑がでるのが特徴で、ツバキやサザンカなどの葉っぱにいることが多い。ツバキやサザンカなどの葉っぱが虫に食われている場合は近づかずに殺虫剤などで駆除します。
イラガ類の幼虫(毛虫)
緑色のトゲトゲの毒棘がある毛虫。刺されると激しい痛みがあるので注意が必要。カキやサクラ、クスノキなどの葉っぱにいることが多い。カキやサクラ、クスノキなどの葉っぱが虫に食われている場合は近づかずに殺虫剤などで駆除します。
マツカレハの幼虫(毛虫)
背面が灰色、腹面は金色、背面に藍黒色の長い毛を密生し、胸部には毒針毛がある毛虫。マツ類の害虫として有名で、マツカレハの幼虫を見つけたときは殺虫剤などで駆除します。毒性はドクガほど強くないものの、万が一刺されると激痛があり、赤斑ができてじんましんのようになる。
ブユ(ブト、ブヨ)類
夕方の山間や川のほとりなどでしばしば集団で飛んでくる小さなハエのような虫。吸血されると蚊よりも大きく腫れるのが特徴で、キャンプ場や林間学校などでの被害が多く報告されている。
これらの虫への対策は基本的には「露出を少なくする」ことです。蚊など、吸血する虫は肌の露出部からでる炭酸ガスを察知して寄ってきます。理想は長袖、長ズボン、帽子、靴下などを着用することです。また、サンダルなども肌の露出が増えるため、可能であれば靴を履くとよいでしょう。
家庭での対策としては、玄関先や窓際に蚊取り線香や虫よけ剤などを置き、屋内への侵入を阻害する措置をとりましょう。
外出時の対策としては、虫よけスプレーや虫よけシール、持ち運び用の虫よけ剤などをうまく活用するとよいでしょう。市販品の中には、乳幼児には使えない強いものもあるため、その場合にはエッセンシャルオイル(精油、アロマ)をうまく使い、乳幼児にも使える優しい虫よけ剤や虫よけスプレーを作って活用しましょう。
万が一刺されてしまった場合は、市販の虫刺され薬で対処できます。また毛虫に刺された場合は粘着テープを利用して毒針毛を除去し、泡立てた石鹸やハンドソープをつけてシャワーで洗い流すと効果的です。
虫刺されによるアレルギー反応には即時型反応と翌日以降に反応がでる遅延型反応があります。遅延型反応の場合、気付いたら腫れていたということも。焦らずに対処しましょう。
ジョインハンズでも紹介している虫よけスプレーの作り方や蚊に刺された時の対処は以下を参照ください。