園がはじまると細かな事で先生との連絡が必要になってきます。
連絡帳が用意されている園や各自手紙を書く園もあると思いますが
基本は一緒!
「季節のあいさつから始める・・?」「どれくらいの丁寧さが必要?」
「これって電話の方がいい?」など
現役の保育士・幼稚園教諭の2人に聞いてみました。
①先生は忙しい! 基本はシンプルにわかりやすく
日々何十人の生徒をまとめ、保護者とのやりとりをしている先生たち。
一人一人にゆっくり時間を割きたい気持ちもありますが
難しい面も。
連絡帳や手紙は大切なコミュニケーションツール
「シンプルにわかりやすく」が基本です。
長く・丁寧な方が良いと勘違いしている保護者も多いのですが
一人の手紙に何十分も割いている余裕がないので
読んで瞬時に状況を理解して、対応できる文章が望ましいです。
【園への手紙の基本】
①簡潔な挨拶 (おはようございますorいつもお世話になっております など短く)
②状況 (昨晩は高熱でしたが今朝は平熱に下がり登園させています)
③先生にどうしてほしいか (本日のプールは見学させてください)
④締めの挨拶 (よろしくお願いいたしますorお手数おかけしますがお願いいたします)
〇先生のホンネ〇
A保育士 「丁寧に書こうと心がけてくれる気持ちは伝わってくるのですが
季節の挨拶から始まり・・・日頃の感謝の気持ち、家ではこんな様子です・・・
ずっと読み進めていくと『今日は午前で帰ります』などと書いてある事も。
丁寧すぎるお手紙は困ります。
最後まで読み進めないと何を訴えているのかが
わからず何度も読みなおさなければならないものは
基本後回しになってしまいます。
逆に挨拶なしで「今日は午前で帰ります。
〇時にお迎えにきます」と書いてある方が私としてはありがたいです」
B幼稚園教諭「基本的に長い文章が見えた瞬間に「何か大変な事があったのかな」と
心配な気持ちになって焦ってしまいます。
5行を超えるような手紙は長いと感じますので
1筆箋に収まらない様な手紙は長いと思います。
②具体的に何して欲しいのかを書いてほしい
園への手紙の基本③の「先生にどうしてほしいか」が抜けている手紙が
意外と多いそうです。
②の状況が一緒でも、
・ただ様子を見てほしい
・早退したい
・何かをやらせたくない
・途中熱を測ってほしいなど
保護者の希望は様々。
具体的に何をしてほしいのか書きましょう。
③便箋の種類は園の雰囲気や先生との関係を見て
園の中には縦書きの無地便箋のみの厳しめのところもあれば
キャラクター入りのメモ帳でOKなところまで幅広くあります。
そういったことは明文化されておらず暗黙の了解となっています。
不安な場合はシンプルなものにしておくと無難です。
④電話の方が良い場合も
1筆箋に収まりきらない内容や園でのトラブル
複数の生徒が関わっている内容の場合は文字で伝えるよりも
電話や面談の方が良い場合があります。
手紙に「〇〇の事で相談したいので、お電話さしあげたいのですが
何時頃が良いでしょうか?」と書いておけば良いでしょう。
余談
〇こんな保護者さんがいました〇
A保育士「連絡ノートに毎日子どもの記録を書いてくる保護者がいて困りました。
保育士から家での様子を書いてきてくださいとお願いする場合もありますが、
そうではなく
育児日記や交換ノートの感覚だったり、プリクラを貼ってくる保護者も。
そうなってくると本当に伝えたいことがある場合分かりずらいですし
無視するわけにもいかず時間をとられます。」
B幼稚園教諭 「幼稚園内のこども同士のトラブルを便箋3枚にわたり感情的に
ドラマのように書いてきた保護者がいて、出てくる生徒や保護者の名前も
たくさん!確認のために電話をしたら
『全部手紙に書いた通りです。忙しいので電話や面談は無理』の1点張り。
お互いに時間をつくり面談した方が良い場合も多いと思います。」
今回は日々の連絡について教えてもらいました。
なお、手紙の文体よりも送り迎えや面談時の対応の方が
保護者の印象が決まるとのお話も。
非常識な保護者と思われたくない一心で丁寧すぎる手紙になると
逆効果なんですね!
シンプルにわかりやすく心がけたいと思います♪
※A保育士とB幼稚園教諭の意見は園を代表するものではなく個人の感想です。
園で明文化された決まりがある場合、そちらに従ってください。