【手あて】子どもの咳が止まらない夜に

掲載日:2016年10月12日

風邪が流行する季節です。

子どもの風邪は鼻水や咳が出やすく、夜になると
咳が苦しくてなかなか寝付けない・・・
眠いのに寝付けなくてぐずったり、咳が止まらなくて泣いてしまったり。

咳や鼻水は体の大切で必要な反応です。
無理に咳止めを飲ませるとかえって長引いてしまう事もあるそうです。

でもどうにか楽にして少しでも寝かせてあげたい思うのが親ごころ。
咳の原因にもよりますが、我が家での手当てをご紹介します。
※筆者は医療専門家ではありません。効果には個人差がありますので
 参考までにしてください。

そもそも咳ってなんで夜になるとでるの?
熱は下がり、昼間は元気なのに夜になると咳が出始めることありますよね。
理由はいくつかあるのですが、
●布団や毛布のホコリによる反応
●仰向けになると鼻水がのどを通り、その刺激で咳が出る
●寝ているときは自律神経の働きで気管や気管支が狭くなり苦しくなりやすい
●鼻が詰まっているために口呼吸をしていて喉が乾燥している
などがあります。

家でできる対処法
●部屋が乾燥しないように湿度を高めに設定する。
【風邪対策】お家で簡単ケア ~ルームケア、アロマでケア~

●寝ているときもマスクをして、のどの乾燥を防ぐ。
月齢にもよりますが、寝ているときもマスクをすることで
布団や毛布などのホコリを防ぎ、のども加湿できます。
また、家族へ感染予防にもなりますね。

マスクが苦手な子はこちらも試してみてください。
子どもが嫌がるマスクにアロマ

●白湯を飲ませる
風邪をひいているときはいつも以上に水分をこまめに与えますが、
冷えた飲み物だと喉を刺激してしまうので、夏でもぬるめの白湯を飲ませます。

●タートルネックを着る(首を冷やさない)
首を冷やすと刺激になるので、首を覆うタイプの服を着せてあげます。


●横向きに寝させる
上記のように仰向けになると気道も狭くなりやすく、鼻水ものどに流れてくるので
横向きに寝かせてあげます。
もしそれでも苦しくて寝られない場合、我が家ではソファーに私が座り抱っこして
 布団をまく形で
 座ったまま寝かせます。
親はあまり眠れませんが、下記のように背中がさすりやすくなり
痰もでやすくなります。
 
●背中を叩いて痰を吐かせてあげる
痰がからんで咳き込むときは深く苦しい咳がでます。
子どもは自分で痰を出す事が難しいので
背中を叩いて痰を出すのを手伝ってあげます。

方法は手を卵を持つように少し丸めて指先で下から上に向かって
 リズミカルにトントントンと叩いてあげます。

●腕を揉んであげる
これは看護婦である私の母がやってくれていた方法です。
腕の内側の関節まわりを両方の親指でやさしく揉みます。
 ここには咳に効くツボ「尺沢」があるそうです。

参考サイト「熱が出た時におしたいツボ」

1975

子どもにとって咳で眠れない時、気持ちがのどに集中してしまい
余計に気になって眠れなくなってしまいます。
腕を揉んでもらうことで、気をそらして眠らせる効果もあると思います。
また、お母さんの手はあたたかく安心できるものです。
不安で気が立っている子どもを安心させてあげることができます。

我が家では咳がひどくなると
「腕をもみもみして~」と自分から言ってくれるのですが
腕を揉むとすぐに寝付くことが多くなりました。

子どもにとって大人以上に不安な風邪をひいた夜。
やさしい言葉や「手あて」で安心させてあげたいですね。