子どもへの絵本選び、どのようにしていますか?
子どもにとって絵本は想像力や言語の発達を促すだけでなく、
大切な親子のスキンシップの時間でもあります。
しかしながら意外と難しいのが絵本選び。
良く反応する絵本と、興味をぜんぜん持ってくれない絵本があり
せっかく買ったのに一度しか読まない・・・
子どもに選ばせるとアニメやオモチャつきの本ばかり選んでくる・・・なんてことも。
今回は繰り返し読んでくれる、失敗しにくい絵本選びのコツをご紹介します。
まず最初に知っておきたい子どもと絵本の関係について
①子どもは知っている絵本が好き
子どもは何度も何度も繰り返し読んで、すべての内容を知っている絵本がだいすき。
子どもと絵本を選ぶとき、読み聞かせをするとき
「これはもう知ってるでしょ」「これは昨日読んだでしょ」と、言いたくなります・・・
大人で一度読んだ小説を次の日も繰り返し読むのは中々珍しいですが
子どもにとってはそれが当たり前。
もし「内容を知っている、ありきたりな絵本だから」というのが購入の妨げになっているなら
それは全く逆。
繰り返し読みたいというサインはとても大切です。
「知っている」という安心感は子どもにとって「好きな絵本」になる重要な要素です。
逆にどこかで一度読んだことがあり、子どもがもう一度読みたいと伝えた場合
家に置いておく価値のある絵本のひとつになると思います。
②字が読めても、絵本は読めない
年中年長になってきて字が読めるようになると
「もう読めるでしょ。自分で読みなさい」と言いたくなります。
確かに文字を読む練習として、慣れ親しんだ絵本を読むという方法もありますが
そんな時の子どもを良く見てみると・・・
文字を一生懸命読んでいるとき、絵を見ていない事が多いと思います。
文字を読むのにいっぱいいっぱいで物語を楽しむ余裕がなく
初めてふれる絵本では、直後ですら内容を覚えていないなんてことも。
子どもが「自分で読みたい」と言う時は自分で読むことも大切だと思いますが
字が読める=絵本が読めるではないことは大切なポイントです。
大人が子どもに絵本を選ぶとき
「自分の子どもの年齢に合った文字数か」に目がいきがちですが、
対象年齢はあくまで目安。
幼児のうちは基本的に「読んであげる」前提で絵本を選びましょう。
なので、ちょっと長くても意外に大丈夫。
また対象年齢が実年齢より低い絵本を持ってきても同様に
こころよく読んであげたらよいと思います。
逆に子どもの様子を見ていて、文字を読めて嬉しいのではなく
独りで読んでも「内容を楽しめている」なら
ステップアップのサインかもしれません。
実際の絵本選びにつづきます→②