今回は果物ジュースを買うときに役立つ情報をお届けします。
【パッケージの果物の絵について】
市販の果物ジュースを買うときにパッケージに注目してみてください。
果物の切り口が描いてあるものと、そうでないものに分かれます。
実はパッケージに果物の切り口や、したたる果汁の雫が描かれているものは
「果汁100%」のみです。
果汁が入っていない商品も「果物ジュース」と書かれている状況をただすために
昭和41年に公正競争規約が制定されました。
パッケージで切り口がある果物を見れば一発で「果汁100%ジュース」と判断できるようにしたのです。
さらに日本農林規格(JAS)によると
「ジュース」と書かれている商品は「100%果物搾ったもの」に限られます。
果汁が10%~100%未満だと果実入り飲料
果汁が10%を下回ると、清涼飲料水と分類する決まりです。
たとえジュースを買わなくても、
スーパーでこの視点でパッケージをみてみるだけでなんだか楽しいですね。
【濃縮還元100%について】
次に果汁100%のジュースにもいくつか分類があります。
「ストレートジュース」と「濃縮還元ジュース」です。
2つとも「ジュース」と名乗っているので果汁100%の商品です。
【ストレートジュース】
果実からの絞り汁のみを容器に詰めて低温保存しているもの。
流通量が少ないためにスーパーやコンビになどでは中々手に入りにくい商品です。
【濃縮還元ジュース】
果物から絞った果汁を一度加熱し、ペースト状に冷凍保存して輸送・保存しやすくします。
容器に詰める前に水分を加えて100%になるように戻し、容器につめたものです。
こうすることにより輸送コストを大幅削減することが出来ます。
また、旬ではない果物のジュースも1年中販売することが多いので、
収穫時に冷凍保存し使用時に還元し商品化して販売しています。
現在市場では圧倒時にこの濃縮還元タイプが販売されています。
しかし、元の果汁の体積と製品の体積が同じ場合に100%と表示しているようで、
還元時に砂糖が入っていても100%と表記されているものもあります。
また冷凍時に風味が飛んでしまうため、香料で風味付けをしてものと果汁の味に近づけることも多いです。
パッケージ裏の原材料名で確認できます。
ジュースといっても1種類ではないのですね!
自分が納得した商品を手にするためにも、大切な知識ですね♪